林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


七ツ滝柳沢林道起点にある花園林道標柱。しかも向きは七ツ滝柳沢にある。
これは一体・・・
「ドユコト??」


花園神社最深部の駐車場から林道は二手に分かれる。
写真は花園林道から見た七ツ滝柳沢林道。
あれが起点標柱と仮定しても
「向きがおかしいぞ?」


このContentsは、適当に増殖します。
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)Ib-102


花園神社最深部の駐車場から林道は二手に分かれる。
こちらが問題の花園林道。だが起点標柱らしきものがない。
あれが起点標柱と仮定しても
「やっぱ向きが変だ?」


●現地だけでは解らない
 謎の林道。

 福島最南端の林道群とも言える”四時・横川林道群”にまさに「併設」されている北茨城の林道群が”花園周辺林道群”である。
 阿武隈山系は低い山が連なる山脈だが、昭和初期から中期の高度成長期以前のエネルギー需要を市民レベルで賄っていた地域である。いわゆる燃料としての森林資材を生み出した地域であり、それに併せて森林鉄道や林道が造られて来た経緯を持つ。
 北茨城においても同様と思われるが、

花園渓谷においては花園神社を中心としての神域であり、そうした生活レベルとは別に管理されていたハヅである。今回ご紹介する花園林道もそれに準ずるのでは?。
 しかし前回、七ツ滝柳沢林道の起点に現れた「花園林道」の標柱が現れ、事態は風雲急を告げる展開となる。
さらに衝撃(笑劇?)の事実が・・・?
TouringMapple2008.3版ではおすすめ掲載を外され、ただの林道表記となる。

●花園林道
区間総延長:約4.1Km
(花園神社駐車場〜大金田林道分岐まで/全線未舗装)      
 駐車場〜起点標柱まで:2.1Km
 本線        :2.0Km
概要
 花園神社の奥にある駐車場から町境を越え、南西の大金田部落に出る林道。
 MRが最初にこの林道を走ったのは95年頃で、当時既に柳沢の部落まで通過出来た「七ツ滝林道(七ツ滝柳沢林道)」があり、思い出の中ではこれが「花園林道」と思っていた。
 しかし実際には、花園神社の駐車場から北西に向かうのが七ツ滝柳沢林道、南西に向かうのが花園林道であり、手持ちのツーリングマップル及び現地の水源〜表示板にある地図とも合致した。
 この林道は確かに大金田まで繋がっている。路線に間違いはなさそうだ。
 走行区間は約8Kmの殆どがダートで、僅かに災害復旧とおぼしきコンクリート舗装区間などもある。
 当日の対向車も無く、総じて走り易い林道であると言える。

 尚、06’2月にジムニーで来訪した時には残雪30センチ程でスタック、単独だったので何げに撤退している(爆


流石のMT-2も掘ってしまえば前身不能(核爆>しかも自爆。

では、行ってみよう。


最初は登りの直線が続く。


沢に近づいて来ると、川と共に蛇行が始まる。


見通しが良い為に登りにもかかわらず、
速度が上がってゆく。



「あ、橋が新造されてる!!」欄干が無いので橋名も竣工も不明。
木橋が掛かっていたが、中央に穴が開いていたハヅ(爆。


 周りの風景もいかにも造林というタテ基調の林が続いてゆく登りの直線で始まった花園林道。
林道が始まって直ぐに道路右手に鳥居がある。何やら碑の様な塚の様な物がある。何だろう?
 暫くはほぼ直線に登った林道だが沢に寄り添う様になると沢の地形に合わせて林道は蛇行を始める。
「あ、橋」
おお、橋が真新しいコンクリート橋になっているぞ。写真を撮る為にバイクを停め、沢に下りて写真を・・・う〜ん?この橋は・・?
「眼鏡橋?」いやいや、土管を並べただけかも?でも暗橋とは言えないよな?


路肩崩落の補修箇所がある。
道路が半分落ちた様だ。


地形に合わせて少しずつ上り詰めてゆく。


分岐点には・・・起点標柱!?!『なんじゃこりゃ???』
一体花園林道の区間とは・・・ドコ?。


 因みに06’迄は木橋で、橋の真ん中の板がブチ抜けていたよな?人なら踏み抜く大きさだったと記憶していたが(爆
 更に登ると路肩を補修した跡があった。前回はこの辺で撤退したと思ったが?。
やがてY字路に辿り・・
何?
『何故だァ〜〜』
 何でこ〜んな途中のY字路に起点標柱があるのだ?じゃ、今来た花園駐車場からここまでの道は一体何なんだ?
 ただの町道なのか?成る程、それで予算がなかなか付かずに橋が直せなかったのか?
 などなど、写真を撮りつつ妄想的に考えを巡らせてしまう。気を取り直し先に進むコトとする
 Y字路だが、明らかに現役道路で花園林道と思われる左手に進んでゆく。


ここにも起点?。
「イミワカラン」


『尾根沿いT字路!?!』尾根沿いのルートもちゃんと何処かに出る様だが、
当日はわずか150m程でチェーン規制、通行できなかった。



 因みに右は久しく使われていないと思われたが、気になって自宅に帰ってからググって見るとやはりその先の沢沿いに登って途中終了のようだ。

 林道はその後もう一度土場の雰囲気があるT字路にでるが、ここも先ほどのY字路ほど明確ではないが、そこはかとなく交通量の違いを感じる。
 念のため左も見に行くが、手前の工事立入禁止看板通り、チェーン通行止め規制であった。仕方なくニコTは道成右に進んでゆく。
 下りと言っても既にこの区間の2/3を消化していた為、たちまち次の大金田林道との分岐に辿り付いてしまう。
 途中、伐採現場などがあり、今でも機能する林道だと思った矢先、何かこの林道変だ?と感じた。
 カメラを構えて行き過ぎる風景のスナップ写真を撮ってゆくウチに気が付く。
途中、伐採作業を行っている土場がある。平日は要注意だ。

「そうか、道幅があるんだ!」
 そう、よくよく見ると、昔のワイヤー式ガードレールがあるのだ。
ガードワイヤーが守る林道の幅は約4m、もはや普通の町村道である。

 大金田のT字路にはその右手に林道標柱が建ち、左手の大金田林道支線(ここが支線起点らしい)はチェーン施錠されていた。
 花園林道、少なくとも聖書ツーリングマップルにあるルート設定が間違って居るんだろうか?
結局、謎はナゾのまま、林道を後にするMRであった。(笑w


大金田林道側からだと、時折何故か道路幅が4mに造られた部分がある。


林道は蛇行しながら下る。


大金田側の花園林道終点標柱。




大金田林道と合流。
当日は解らなかったが、写真左の閉鎖林道は大金田林道の支線らしい。本線はここが末端だが終点の標柱は花園林道の分だけしかない。(これも帰宅後に間違いだと解るのだが)


調査日(09/9/23)の状況:
 路面状況は普通。全体的に優良。
初心者の方でも安心?して走れます。
橋が新築されて、不安材料がなくなったね。あとは峠の分岐で町境に沿って走る林道が何処にでるかだろーね。
どうやらエスケープがあるらしい。

 花園林道の起点・終点については意味不明。
 仮に市道花園線(神社の前を通り、最奥の駐車場(つまり最初の写真の所、七ツ滝柳沢・花園林道入口)までではなく、そこから大金田側の起点標柱までが市道端という可能性がある。
 これは市道、林道の終点、起点が同じ町名で記載されているからなのだが・・・、地図ではあの駐車場も含まれてしまう(核爆!
 その仮説が正しいとして、16万8千光年譲っても七ツ滝柳沢林道入口に鎮座する「花園林道」の標柱は謎ですが。誰か理由を知っていたら、教えて下さい。


昭和39年竣工、高萩営林署とある。
最初から車道開削か。
七ツ滝柳沢林道入口の標柱は、
年式判別不能だったしなぁ。