次の林道に進む。

林道日記(0ff-Road・Diary)


ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)My-529(2020年版)



これ、分断されてない!?。 (2020

「白点線が多分かつての本線」
後年に町道が造られ、かつての葡萄沢林道が分断されたのだと思うのだが。


●聖書TMで縦横無尽に走り回る賀曽利氏の痕跡を追う(笑。



現在の葡萄沢林道の起点。聖書TMでは三叉路である。


見え難いが写真左手に大きく深い水路が在る。
葡萄沢林道は元々かんがい用水路管理道の発展形ではないかと?。
前方、電柱のところで左に。



概要
 
仙台市が誇る名峰泉ヶ岳には、森林開発と観光登山という両車輪の元次々と林道が開削された仙台オフロードフリークの定番コースであり、泉区のアウトドア観光の要とも言える船形山連峰でもある。

 その歴史は戦後本格的に始まり、今回の泉ヶ岳林道群は昭和24年以降に登山道と林道の整備計画が始まり、翌年から岳山林道に始まる開削と整備が行われている様だ。

 これは折しも日本国有鉄道が企画した昭和30年台の登山ブームに見事に合致し、登山ルートの広域化とそれに伴う林道の更なる開発に繋がり、県民保養施設の整備などを経て平成には現在のスプリングバレーリゾートが進出する。
 南側の泉ヶ岳(1172.1m)連山と北側に連なる最高峰船形山(1500.3m)の懐を走る林道群は、聖書ツーリングマップルお薦め12路線もあり、只々走って写真撮ってGPS回してるだけで2日を要しましたよ。しかもまだ全線ではない(笑 。 


曲がるとすぐに起点銘版がある。


何だ?このモーレツな直線は。


河川敷への分岐この後妨堤絡みで水路と共に登って行く。



 この加曽利氏お薦めのオレンジ点線で埋め尽くされる泉ヶ岳林道群。

 その環境も路面形態も、十本十色とも言える林道群です。今回は南から主だった林道を一筆書きに走っております。
 そして今回も舟形山北側の林道のご紹介と成ります。

 先に書いた順序と若干違う所もありますが、ご容赦ください。

■葡萄沢林道
 全長:11.8Km(全線未舗装)
 接続林道を含む白沼までの
 総延長:17.1Km
(全線未舗装/部分舗装あり)
Touring Mapple 2019.3版に表記。
オススメ表記!




道幅5mのダートがまだ続いている
好い感じの道がまだ続いている?。


「直線が多い理由(笑!」一級河川鹿ノ叉川の防堤が続くから。


概要
 
葡萄沢林道は、今回お薦め掲載された林道の中で最も北側に位置するロングダートである。
 聖書TMによると
延長は11.8Kmとあるが荒沢高原から先のびん沼経由白池までの接続林道「滝庭林道」を加えると総延長は17.1kmとなる。
 緩い河段丘陵とも言うべき高台を登り、深い森を抜けて荒沢高原に北回りで到達する。


まあ、ダムとかあるしね。


何か建ってる(笑かなり立派に見える!



「鳴瀬川水系一級河川 鹿ノ叉川」上流端標。


建植、宮城県。
水面からざっと5m以上の堤にある。


流石大防堤、まだ続く見事な直線(登り)。


ガードレールがある。一段なので落ちても死にはしないだろう。(イヤ、ダム湖があるんだけど)


長々と登り続ける。


今度のガ−ドレールは睡眠中。
お休みなさい。


 荒沢高原に入ってからは標高差20m未満の森林地帯と湖沼群を回る林道である。

では参ろうか。
 林道の入口である緩い河段丘陵の登り口こそアスファルト舗装だが、上がると道はクランク状に北、西と曲がるダートだ。
 同じ高さに水路も併設され泉ヶ岳の所以通りの水が流れている。

 その水路が林道の下を潜る所に林道表示板が起立していた。
 
ここが現在の林道起点である。あ、ダートからGPS入れてしまったが、まあいいか。
 道は鹿又川の水防堤の上を走る形で始まり、
まずは見える限りの直線ダートで始まる。
 
これがまた、やたらと長い
 しかし一部に短い舗装区間もある。これは河川の氾濫などで道が流出した後、路肩の防災補修の一環として舗装した様だ。




「まだ何か建ってる」
今度は白杭が建っている。


小野田町、竣工 昭和62年11月。


葡萄沢林道開設工事。

「最初の三叉路」チェーンがあっても外されている。


誰が外したかは知らないが、「行けるの!?」行ってええの?

 長い上り坂はKLX125の泣所ではあるが対向車もなく猛然と突っ込んでゆく。しばらく川沿いを走った所で林道は川を少し離れて森の中を連続カーブでゆく。
なんか柱立ってる。
 国土交通省の河川管理事務所が設置する、鹿又川の上流端河川票だ。
この大きさ、流石一級河川。
 森の中ではやや平行移動だった林道が今度は山を離れて標高を上げ始める。
 路面状況も断続的な舗装は無く、砂利一辺倒の誇り高いダートからしっとり赤土ベースの山道採石に変わって、よりグリップしやすい上り坂となっている。
 
そして猛烈に長い直線区間…
長い!!
一本づつが
長過ぎるぞ。

 写真を撮って進んで行くが、あまり背景に差がないところが泣所だ。
 たまにガードレールも設置されたりしてるが雪の重みで上端が皆折れ曲がっている。
 また林道は徐々に鹿又川の谷を離れ、南西に方向を変え始めた。


「これから先は許可無く車両や歩行者の通行を禁止します」
加美町/葡萄沢3?


点線だが繋がっている様だ。


「第二の三叉路!?」森に還ってしまった?地図に無い道。


小野田町開設の林道、行き止まりみたいだ。

林道の東側は加美町に接している。
この林道は町堺に在る様だ。

 
さらに、時折右(北)側のみに幾つかの支線?や作業道の入口が、次から次へと出てきた。中には企業名が書かれた入り口もある。
 かれこれ5Kmくらい来たと思うが、未だに対向車一台来ない。見通しがいい直線は思い切ってフルスロットルをくれてやる。

 
すると、鋪装路と共に森の中から唐突に広場に飛び出す。
 
いやいや、道が合流して来た。これは地図にある荒沢高原の三叉路だ。
「ここが荒沢湿原か!」
 
ここには駐車場と数少ないトイレが使えるので気に止めて置く事とする。

 そして山と置かれた敷き砂利の隣に葡萄沢林道の終点看板があったのだが、ついでに虎ロープで通行止なのだ。



何度か横断する水路を越えて行く。


「まだ直線アリ?」
そう言えば対向車に一台も会わない。



いよいよ終盤「滝沢林道」に突入。


「第三の三叉路!!!」一体幾つ路地が在るんだろう?。


「ここも渾沌の薫りが…」管理者、加美町。関係者以外通行禁止?


「こっちは通行止じゃん!」 
 どうも対向車が無いと思ったら、こういう事かい(笑。
 そして隣に、何事なく別の出口は開いていた。取り敢えずこれを使って町道滝庭線に合流。そのまま直進して荒沢湿原のビジターセンター前駐車場に到着。
 駐車場に併設される案内板前で休憩する。
 このトイレ在り駐車場の前までが舗装路で戻って葡萄沢林道の手前から砂利道、
つーか本道でもある町道もそのまま砂利敷きだったりする。


何度かS字を越えてまだ登って行く。


この地区では最も直線区間が多いのでは?。

来訪日 2020/9/22の状況。
 

「道理で対向車が来ない訳だよ」
 
この日は荒沢湿原側が片側通行止でした。
 
対向車さえ居なければ単調で眠くなりそうな安定の林道です。
そんな直線番長な道が延々川沿いに始まり、森に入って行きます。



町道滝庭線に合流、葡萄沢林道終点。
取り敢えず直進して荒沢湿原自然館に向かう。


 結局現場では中途半端な看板しかなくて、接続している各市町村の枝林道は林道名すら分かりませんでした、残念。

 まあ、前半の北側に抜ける枝道、隣の漆沢ダムに抜ける、あの道が使えれば俄然面白くなるんですがね。
 どうぞご安全にお願いします。


「おお!トイレ!」
町道は直ぐに鋪装と成る。ビジターセンター前に
駐車場とトイレあり。



「ここが荒沢湿原」トイレを出てここからUターンして、
再び葡萄沢林道に戻る。



「いよいよ町道ダート区間」
葡萄沢林道から町道滝庭線に。





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