林道としては、ここから!?。 (2020
ココにも注意(笑。
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●聖書TMで縦横無尽に
走り回る賀曽利氏の
痕跡を追う(笑。
(読み飛ばしOK!)
概要
仙台市が誇る名峰泉ヶ岳には、森林開発と観光登山という両車輪の元次々と林道が開削された仙台オフロードフリークの定番コースであり、泉区のアウトドア観光の要とも言える船形山連峰でもある。
その歴史は戦後本格的に始まり、今回の泉ヶ岳林道群は昭和24年以降に登山道と林道の整備計画が始まり、翌年から岳山林道に始まる開削と整備が行われている様だ。
これは折しも日本国有鉄道が企画した昭和30年台の登山ブームに見事に合致し、登山ルートの広域化とそれに伴う林道の更なる開発に繋がり、県民保養施設の整備などを経て平成には現在のスプリングバレーリゾートが進出する。
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二つの林道の互換ルートがある。
いいのかこれで?
その鳥居前の直線的鋪装路を、更に入って行く。
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「ここから先の“路線名”は?」。
センセ!マップル先生!ココの名前は?。
「営林作業してる!!」ここは土場だな?。
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南側の泉ヶ岳(1172.1m)連山と北側に連なる最高峰船形山(1500.3m)の懐を走る林道群は、聖書ツーリングマップルお薦め12路線もあり、只々走って写真撮ってGPS回してるだけで2日を要しましたよ。
しかもまだ全線ではない(笑 。
この加曽利氏お薦めのオレンジ点線で埋め尽くされる泉ヶ岳林道群。
その環境も路面形態も、十本十色とも言える林道群です。今回は南から主だった林道を一筆書きに走っております。
そして今回も舟形山北側の林道から、先日ご紹介しております青沼方面へ南下する林道をご紹介致します。
先に書いた順序と若干違う所もありますが、ご容赦ください。
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見事な間伐林。おかげで砂利道が
アスファルトの様に平滑じゃぞ。
すぐに元に戻る(笑。
凄い勢いで泥水の流れた跡があるじょ?。
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「暗渠排水が瓦解してる」営林署かな?簡易なガードがしてある。
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■滝庭林道(色麻町道滝庭線)
全長:不明
ダート区間 Km
(旧林道区間未舗装部分)
Touring Mapple 2019.3版にオススメ表記!
概要
滝庭林道は、今回お薦め掲載された林道の中で最も北側に位置するロングダート、葡萄沢林道から白沼までの市道ダート区間である。
聖書TMによると延長は5.3Kmで。荒沢高原から先のびん沼経由白池まで、接続の葡萄沢林道を加えると総延長17.1kmとなる。
だがしかし、そんな事が問題なのではない。
この林道コレ程重要なシングルハブ?のくせに、聖書TMに名前が無い!そこが問題なのだ!ワトソン君。(2019年版までオススメなのに表記無し)
当然ながら起点標柱など無いので、林道中間のダート区間のみの計測レポートである事をご了承下さい。
では参ろうか。
ここもまたかれこれ5Kmくらい来たと思うが、未だに対向車一台来ない。
営林署が間伐を行って10tクラスのトラック(あの荷台後部にヒアブの材木用油圧アームを付けてる奴)がやたらと走った林道は
「もはやアスファルトでは?」と思う程に滑らかに仕上がっていた。
葡萄沢林道同様に、やたらと見通しがいい直線が多く、この路面状況だ、やや登り気味と言う事もあって所々でKLXに思い切ってフルスロットルをくれてやる。
突然道幅が平滑に広くなるのは恐らく土場だ。今は各種重機も撤去回収されて木材一本置いていない。
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沼とか滝とか、景勝地の入口には僅かな駐車スペースがあったりする。
ココまで来た。
広い交差点に出た。こんな山奥で。
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「山の中の十字路(笑!」白沼方面からジム二ー軍団が到達?。
KLXを躱して彼等は右折、荒沢湿原に向かう?。
ごめんね、邪魔してて。
林道標識も町道記名板も無く、在るのは色麻町謹製の山岳表記柱。
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来春に雑草が生えると。もう元が何かは通りすがりの一般人には判らなくなるだろう。
そして相変わらず長い直線が続いてゆく。
時折、暗渠排水が流されていたり、雨水が路肩に流れ込んで欠損したりもするがいづれも破滅的ではなく、普通にクルマも通している様だ。
地図を見てても殆どコーナーが無く。荒沢高原から舗装路が延伸しないのは「色間町、ダートわざと残してる?」と感心する程だ。荒沢湿原までを観光地として鋪装、葡萄沢林道を営林作業道として存続させているとすれば、それなりに頭の良い活用方法と言えるだろう。
まあ実際には予算の都合が付かない(町道路線としての重要頻度から予算が付ける事ができない)のだろうか?。
暫く進むと他にも杉林を間伐した跡が散見された。葡萄沢側から10tトレーラで運び出したのだろう。
やや軟弱な路面の集積土場と共に間伐区間が終わると、道はデコボコのいつもの山道に戻ってゆく。
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登山道も時間が在ればと思いつつ、GPSを回してるので右折。交差点からは下り道と成る。
白沼方面に下ってゆく。
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雑木林の中、緩いコーナーを繋いで行く。
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「大滝川橋」残ってるのは、これだけ。
14t。橋、大丈夫なんかよ……。
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湿地帯に橋。ガードレール欄干はあるが……。
勿論欄干は破損済み(笑。
河原も濁流の跡が凄まじい。
勿論、見物用の待避所が
駐車スペースとしてはある。
鋪装路、白沼地区に到達、終了。
と……?響く懐かしいサウンド。
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一部路肩が崩れたりした所もあるが、総じて安定の林道だ。
間伐地以降はほぼ直線が無くなり、道は地形に沿って左右に振られて進んでゆく。
それもその筈、荒沢高原の標高は606m、船形山登山道の交差点が594m、白沼北側の舗装部も594mとほとんど変わらない高原を走っているのだ。
すると、唐突船形山のだだっ広い登山道交差点に出る。
「ここがあの十字路!」
加曽利氏の言う葡萄沢林道が何処までなのかTMではまるで判らない(笑 まま十字路直進と右折はいずれも別の船形山登山道に向かう道だ。
残る左折(南)が白沼に向かうルートだが路肩には登山案内板以外に林道標柱などは発見できない。
まあ、市道と表示される物も無いんだが(笑
已む無くバイクに跨ると後からブローオフバルブの抜ける一際高い音が聞こえた。その白沼方面からハイリフトのジムニーが数台やってきて、KLXでMRが来た荒沢方面に賑やかなBGMとともに右折してゆく。
「熊よけか?」取り敢えずKLXが邪魔そうなので出発する。
道幅が通常の2.5mに戻る頃、雑木林の奥から眩い湖面が見え隠れする。白沼手前に点在する湖沼群だ。
水辺を横目に走り、見慣れたガードレール欄干の青滝ヶ橋を過ぎて少し登ると。白沼の入口で例の舗装路と合流する。
写真を撮っていると地元の同業者が停車して声を掛けられる。情報交換して彼はMRの着た道に向かっていった。
荒沢高原に入ってからは標高差20m未満の森林地帯と湖沼群を回る林道である。
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