次の林道に進む。

林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。








別名
「中山峠の往復用
 Uターン林道?」

いいのかそのタイトルで?

林道日記(OFF-ROAD・DIARY)093



林道手取線、起点。
館岩村管理の特徴的看板が建つ……そしてそれ以前の標柱も建つ入口。


●手取のいい道……?
稼げる林道なのか?

●林道手取線
 
総延長:3.4Km(全線未舗装)
TouringMapple2019.3版に掲載なし。
概要
 本林道は館岩村管轄の林道として開削され、
旧国道352号線(現村道中山線)沿いに起点を持つ村営林道である。現在は館岩村も合併されその管轄管理は南会津町に引き継がれている。
 林道峠の沢線を経由して村道中山線に戻るループ林道である。
 
中山峠を往復したい人の為に村が作ったサプライズなのだ(違

では、行ってみよう。
 林道の起点はあのまといリスのいる2連大ヘアピンの一段下側にある。
 
ここは名称不明の沢が館岩川の源流に流れ込んでいる所だ。
 例によってこのコーナーはトラックターミナルの意味合いがあるので、ここだけやおらに広い。


手前のやたら広い道がQR352。
トラックの待機所でもある土場だ。


この林道の経路概念図。
出来れば地形図に合わせた地図にして欲しい。


旧い方の標柱の方が掲載情報量が多い。
鉄柱に吹き付け白塗装、ペンキ文字書きと最強仕様ではないですか?


踏み固められた良い道だ。
沢側の路肩が新たに補強されている、作業道ではない林道の扱いだ。


10tトラック3台置けそうな広さだ。
 その一方でその下流側ハジ一杯に旧道など目もくれず真っ過ぐ2.5m幅で突っ込んでくるのが手
取林道である。
 パーキングの入口には
舘岩村独特の林道看板が立ってるが情報量はその隣にやや斜めってる白い林道標柱の方が多い。
 林道名、管理者、起点/終点、地番、延長、幅員、竣工年が記載されるが(常に全部記載してる訳ではない)
新しい看板は林道名称と管理者、簡単な地図だけである。


路肩は猛烈な泥濘である。


撮影位置に暗渠。土場を兼ねたヘアピンで対岸の尾根に渡る。

 この年もしくは前年度辺りに伐採が終了していた部分は遠からず新しい苗が植林されると思われるが、今は只のハゲ山である。
 KLX125はトラックの交通ですっかり固く引き締まった路面をスルスルと登って行く。
 沢沿いの林道はキチンと真新しいコンクリートブロックで路肩が強化され大型車の運用に備えていた。
 木が無くなったせいで大変見通しが良い、そのまま進むと沢の源流手前で道が暗渠排水で川を越えるUターンを敢行し対岸の斜面に取り付いていく。


さらに地形に合わせて結構な旧坂を登って行く。




「コンクリート製駒止じゃないか」


 そしてそのコーナー自体がいわゆる土場でもあるのだが、
 
その路肩がモーレツに泥濘んでいたのだ。そりゃもう、写真薩英の為に路肩に寄ったKLXのギアの一気に2速落とす位に練りに練って居たのだ。しかもやっぱエンストする(爆
 再始動し1速で脱出すると、斜度12%くらいの坂道が舗装されている。
 
さらに豪華駒止も設置されてるではないか?


ここは写真を撮って本線に戻るとする。


「ダートになる」
苔むした駒止めと新しい舗装。
少なくても同じ時期の施工には見えん。



尾根沿いに道がターンしてゆく。


更にターンしてゆく。

 
駒止って昭和25〜40年ぐらいのアイテムだよねえ?
舗装はそれからすると凄い最近だ。
 コーナーを回ってやや暫く急坂と舗装が続くが次のコーナーのアプローチからまた砂利だ。
 駒止は続いている。浅い切り通しから再び上昇に転じても、それを忘れた様にMRは登って行く。
 
林道は標高1165mの名も無い山の岩塊を避ける様に回り込んで登る。
 大分坂も穏やかになったかな?と思う頃、途中から再び舗装がこの先下り
斜度16%の標識と共に出現し、林道は赤い紅葉に埋まっている。
 ここは何度?
じゃ下の激坂(得に登り始め)は一体どのくらいの傾斜だったんだよ!と独り嘆く。次に来た時は是非計ろう。



「この先16%の下り坂」 今ここは何度あんだよ。



 
まるでわざと集めた様に並んだ紅葉樹が只々綺麗だ。
勝手に「紅葉極彩坂」と名付けよう(笑
 暫しバイクを離れて秋風に優しく揺れる紅葉に見愡れる。
 いやいや、こんな伐採終えて
スカスカの山のピークでこんなに紅葉残ってる日に通るなんて奇跡でしょ?いやマジで。

 そして標高1063mのピーク手前で三度砂利道が帰ってくる、下りに入るが登りに比べて大分緩やかだ。
 ただ、周りは雑木林で彩りは大分落ちる、程なく”峠の沢”を渡る”峠の沢橋(仮)”が現れ、渡った出口が峠の沢林道だったりする。



標高1116mの岩山を南に迂回する林道の南面にこの極彩坂がある。


稜線上にある紅葉極彩坂の「レッドカーペット」


まさに「黄金の双璧」奥は高杖山高原の紅葉を望む。


 
実際、ほぼその高さのままで、峠の沢線はT字路で合流し、ここを左折(南)すると1.5Km程で旧国道352号線(現村道中山線)に合流、Uターンを完了するのだ(笑。


ゆったりと下り始める。


所々紅葉も見られるが基本未普請の雑木林だ。


来訪日 2020/11/3の状況。
 出口にも林道に並行して終点看板が植栽され終点と明記される。ただこちらは林道管理者が「南会津町」となっていた。
 最後に渡った橋の名前を失念。”峠の沢橋(仮)”は世を偲ぶ仮の名前である。
 ちなみに「峠の沢林道」は全長2.308Kmのピストン林道で幅員が4m、林道開設が昭和五十三年とある。



さらに稜線の道に進む。

橋を渡って合流 。画面手前が「林道峠ノ沢線」だ。


終点表示板。こちら側だけ管理者が「南会津町」に張り替えられてる。




元ネタ/旅日記 2021晩秋の「七ヶ岳林道/中山峠」

次の林道に進む。