林道日記(OFF-ROAD・DIARY)


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このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
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走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。



このContentsは、適当に増殖します。


林道日記
(OFF-ROAD・DIARY)
069



古い友人に会ってきた気がする。

そんな林道だった。











ごめん、立入禁止って書いてあったのね。
まあ、基本ゲートはスルーなんだけどね。


今回は失敗でした(笑w 


起点からつづら折れの坂道で始まる。


高篠山は郡山市民の憩いの公園でもある逢瀬公園の西側の高台となる。

●よゐこは真似しちゃイケナイ「森林管理棟直通」林道。
 林道の開削は平成元年辺りに遡る。
高篠山はもともと東側に果樹畑があり、そこに向かうだけの作業道と言える林道であった。
 当時MRはこの山の果樹園の真ん中にある果物販売所まで来た事があったが、既にそこは使われない建物で堅く鍵が閉まっている状態であった。
 この頃、御霊櫃峠の向かい側に森林組合でキャンプ場を作るらしい話が聞こえて来ていた。組合の管理事務所とも聞いていたが、出来上がった「高篠山森林公園キャンプ場」は森林組合の事務所も兼ね、今までのパルプや建築資材的な森林活用からキャンプ場など地域活性化と森林環境観光事業へと転換した道へと、丁度舵を切ろうとしていた時期でもあった。
 そんなお題目を掲げて、高篠山林道は南のキャンプ場と東の果樹畑、さらに北側にある現在の林道を繋ぐ形で作られたのだ。開削期間は2年前後でキャンプ場目前の所までは平成2年頃に開削が終了していた。
 しかし高篠山森林公園キャンプ場の実際の開発計画が決まるまで、約7割程完成した林道はそこで一時頓挫する。



今で言う農産直売所みたいな?。荒れ果てた廃屋がある。


使われてない割に良く片付いている。
こんなサインをする様な連中がたむろするから
通行止めになるんだよ。


新規林道と言えど、既に15年・・・。
15年と言えど、開削当時のまま・・・。


廃屋の上のつづら折れを過ぎると、
林道は尾根を西側に回り込んでゆく。


使われていない新規林道の美しさ。


峠らしくない峠?峠なのか?。


アスファルトまでがかつての作業林道。建物の先からは新造の林道本体部分だ。
 平成6年、ついにお墨付きとも言える郡山市施工活性化林業構造改善事業の認可を受けた森林組合は、森林公園を竣工、公園内となる終点区間が完成し、めでたく林道は通行止めとなったのである。
TouringMapple2010.3版には林道表記なし、登山道表記なし。広域地図に道路標記。高篠山森林公園は双方表記あり。

林道高篠山線
総延長:7.8Km
 (起点より公園内ゲートの区間)
 舗装区間 :3.9Km
 未舗装区間:3.9Km
概要
 林道高篠山線は平成6年に完成した比較的新しい林道である。御霊櫃峠の北側に位置する高篠山森林公園に付随して接続された林道である。
 現在の林道は緩やかに休んでいる状態と言えるのではないだろうか?

では、逝ってみよう。
 林道の北から東の果樹園にかけては農民が入るため、比較的良く整備されている舗装林道である。
 県道  号線の脇に、全く道路から見えない所にあり、通り過ぎる頃に林道の奥にゲートがあって林道と解るレベルだ。周辺には安子ケ島の林道群も在る為に脇道も多く、地図にて様確認の入口である。が入ってしまうとここぞとばかりに巨大な案内板が在り概要を掴む事が容易に出来る。
 入口のゲートは脇がアマいので難なくスルーする。最初こそ雑木林だが直ぐに果樹園の畑が現れる。葡萄棚?リンゴもあるかな?

 果樹地帯を過ぎ、緩やかな山尾根を西に林道が巻き始めると、舗装が途切れ敷いた後の使用感も余り無い砂利道となる。
 通行止めの為に殆ど荒らされる事も無く、砂利道も何時しか道型のそのままに花畑の薄い緑に浸食されてゆく。



「春、野原の林道」緑の絨毯が淡く続いてゆく?



ヘアピンで向きを変える林道。しかし、ここはオシャレが必要な所か?


地形が安定しているのか?
殆ど荒れてない。


作業許可済標識にこんなご大層なモノはイランとでよ!(ど、どちら様ァ?)。

 ゆったりと上り詰めた林道は、まるで丘の様な、名も無い峠に辿り着いた。正面には、額取山(1008.7m)が顔を覗かせる。道は山の外形に沿ってゆっくりとその方向を南東に向け始め、次第に御霊櫃が見えて来る。

 路面状況は安定のまま、砂利もそこそこ深いまま林道は続く。
 ホント、ここだけちょっとネ?という程度の荒れです。



「同じ標高を行ったり来たり・・・」あの先に森林公園が。


途中、舗装を挟んで再びダートと言うより野原。
その先に舗装が見える。


その舗装が途切れ、再びダート。
大分緑に浸食されている。


風通しが良い所では緑の侵攻が薄まる・・?。


三度舗装となる(T_T)。。。


まだ冬の名残りを残す路面。



これが基本、これで十分。もったいない位だ。
 
ところが!何故かダートから舗装になる林道。多分、災害があって路盤補修された折に舗装化されてしまったと考えられる。その後さらにもう2回舗装路が現れるが、やっぱり「何故舗装かは解らない」状態だった。特に真ん中の舗装区間は緑が生い茂り、もはや舗装のクセに薮となっている。
 因みに、この都合3カ所の舗装区間は合計900m足らずだ。
 最後の舗装区間のラストは、森林公園のエリアの入口であった。
 小さな土場には車が4〜5台止められるスペースと起点入口にも在った巨大な案内板が鎮座していた。
こちらには大きく
『区間通行止め』
と書いてある。
 この時はまだ
事の重大さにまったくさっぱりちっとも全然気がついていないMRであった。


真っ赤に朽ちた標識がいい味出してるな。
 それにしても、何故前面通行止め&立入禁止なのか?理解に苦しむ。まあ確かに森林公園があって遊歩道があるのでハイカーのために車はダメ!と言うなら解る。
 しかし実際に通行を制限するなら公園内で十分だし、公園の境界とも言えるこの土場端にゲートを付ければ済むだろう。


20年来の林道標柱がある。この手書き感がイイ味出してます。



ここより公園内(爆 でも林道終点とは書いていない。


「高篠山山頂はここから直ぐだ」
頂上が展望台になっているようだ。標高は619.8mとある。


公園内に入って。

 ただ、郡山市は平成15年頃から県内外から持ち込まれ林道脇に捨てられるゴミの不法投棄に悩まされ、林道にゲートを造って車での進入を拒んでいる。ここもそういう路線だったとすれば、致し方ない所なのかも知れない。

ここから林道は眼下に森林公園の施設を眺めつつ下りとなる。勾配が急な為に半分がコンクリート舗装路面だ。



「急速に下ってゆく」舗装林道というより公園管理道だな。


「管理棟前かよ」流石にマズいな、これは?。
つーか、写真撮ってる場合かよ>俺。




間もなくゲートが見えてきた。
見えてきたが・・・これは?
「管理棟の目の前じゃねーかよォ!」
窓越しに管理人が横目に観察する前で、TTRは急斜面の路肩を切ってゲートを突破、あまつさえ記念撮影もしてみる。
「何だか睨まれてる視線を感じる・・」

 何事無くキャンプ場を巡回して森林公園の正面玄関から出る。それにしても、林道の終点標柱が確認できなかったMRであった。



ゴルフ場かと思うようなキャンプサイトへの道。

ちなみにここは林道じゃありませんが。


「ここがキャンプ場」
一番上が7人用バンガロー、その下がキャンプサイト、炊事棟などが併設される。
こじんまりしているが、小綺麗なキャンプ場である。


調査日(10/5/30)の状況:
 林道はいい雰囲気ですが、出来れば公園へは抜けずに引き返した方がいいですね。
(お前が言うか>俺)そう言う意味で当ページの表記は「通行不可」扱いです。
ツーリングとか林道とか言うより、これはハイキング。歩行者は要注意です。
尚、高篠山森林公園は開園時間があり、キャンプ場開放中でも夜間は閉鎖となります。
高篠山森林公園キャンプ場>郡山市HP
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/index.html

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「正面ゲートから無事脱出」危ない所だった、う〜む。(爆