林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。


二つの林道は一つの入口から始まる。

キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)063


最初の入口は「民有林林道北ノ入横川線」である。


約300m程でまた白い標柱が!


戻って来て撮影。


「ひ、広い!」ざっと路肩迄6mはあるぞ!。
標柱には幅員4mと在るが・・・。


造林地帯を抜けると雑木林が広がる。


待避所がある。しかし、普通に交互通行は出来るので待避所というより駐車場だろうな?。


市町村合併後に建てられた標柱だ。

●完成まで屈折苦節20年
 やっと完成した
「新道」
 舞台は原町森林鉄道が隆盛を極めた相馬藩御用達の御森
 当初全く予想がなかったが、森林鉄道の跡地である助常新田川冬住林道と、旧八木沢峠から始まる県道12号線の沿線を訪ね歩く内に見付けた林道達である。


Y字路がある。「民有林林道栃窪大倉線」て?、延長8822.6mって?

 現行の地図では東側の栃窪地区を起点に西側の真野ダムに向かって尾根沿いの道をたどるのがこの林道である
丁度、県道268号草野大倉鹿島
線と平行に走るルートといえるが、地形図から見てもかなり険しい尾根ルート越えである。しかも聖書ツーリングマップルには大柿林道までの区間しか記載が無い。ハイライトの尾根増ルートで一番高い所が標高400m?真野ダム本体が標高200mなのでかなり高い位置にある林道だ。Web地図「ウオッちず」が詳細でダム北東尾根に線表記の道が在るがこちらも繋がってはいない。
 南東の栃窪字北ノ入と一つ北東に山越えした横川地区を結ぶ峰越連絡林道北ノ入横川線の入口付近から分岐している。
TouringMapple2010.3版にも表記無し。広域マップルには7割程が度道路表記にて掲載済み。
暫定開通/H22.6.1前後


峰越連絡林道 栃窪大倉線
区間総延長:12.5Km
 舗装区間: 3.1Km
未舗装区間: 9.4Km
 他に接続市道が700m程。
概要
 手持ちのロードマップやWebのウォッ地図にも林道はダム沿いの尾根で途切ているピストン林道と描かれている。
 目の前の標柱には8.8Kmの距離が謳われ、実際に完抜出来なくても往復できれば20km近いの距離になると思われた。その時は地図にある林道分岐から途中の栃窪字山崎地区に中抜けで来そうである。
 路線名から考えるに大倉はモロに真野ダムの上にある地名だ。



これから尾根に向かうとは思えない平地走行なんだが・・・?。


支線?が在る。「民有林林道大柿線」
写真左奥から手前左側が栃窪大倉線、バイクのある画面右が大柿林道である。


徐々に標高が上がってゆく。

部落から遠ざかる毎に路面の砂利がばらけてゆく。


おお、見事な法面!
流石森林鉄道の森だ!。


新しい林道みたいだ。
ガードレールはなくコーナーミラーのみ設置


横断側溝等で時折5m程度の舗装がある。


繋がる繋がらないはともかく最終的に林道がダム迄行くのは間違いないだろうと、まずはTTRで行ける所まで逝ってみる事とした。
結果的には大正解だったのだが。

では、逝ってみよう。
 栃窪の部落から民家の間を抜け、裏山に登ってゆく林道。
 しかしその道幅はざっと4m。官地境界杭までは5m近く、本線?の北ノ入横川線よりも広い。
こちらが本線なのか?と思ってしまう程だ。
 沢越えや水路などで道幅が変わる事が在っても基本的には山崎の部落から上がって来る民有林林道大柿線までは比較的快適な1.5車線林道が続く。
 待避所も異様に配置間隔が広いとは驚きだ。ただ、春先はこの調子でも夏場の道幅は一車線と推測される。またこの地区には珍しい距離標柱も確認出来た。無論、路面状況は優良だ。
 栃窪地区は県行造林の標柱も見掛ける杉林となって、場所によっては8%程度の上り坂もあるややつづらな行程を過ぎるとやがて視界が開ける。
 雑木林の中を走る林道になると、
そこから林道分岐まではほぼ平行移動でたおやかな里山への裏道状態である。


1月初旬、まだ北面の日陰はうっすらと凍結していた。
 約3.7Km程で大柿林道との分岐点となる。(大柿林道に付いては後記)。
 
大柿林道を過ぎると林道は相馬野馬追の新規争奪戦の如く登り始める。
 おおよそ可能な限りの経線を駆使しつつ、いかに大型の車両を通せるか?という技術の典型例とも言える作りとなってゆく。

 
そしてその土木計画を支える原町森林鉄道御用達の垂直な法面の切り取り加工には思わず唸ってしまう。


平成5年3月という標識の設置日から、この林道工事が企画から15年以上経過した事が解る。 




「標識がある」待避所要らずの道幅なんだがやはり大型貨物車用なんだろうか?。


林道のキロ数表記が幾つか在る。
だが、計画的にはまるで見えない。


明るい待避所に標識が一枚。

 大柿林道分岐前後にいささか狭くなった道幅も尾根沿に向かう登りに差し掛かるとまたまた道を広げてゆく。


林道銘板が在る。これは注意書き併用の標準的なものだ。北の入りの起点から6.22Kmとある。

 尾根北側の10%近い登りの切り返しはスリップが多発するのか?林道は100m程コンクリート舗装となって路肩と路面を守っていた。
 この後も5m前後の道路を横断する側溝が現れる様になる。
砂利が不意に新しい物となった。

「新しい工事だ」
 どうやらこの林道は今でも何らかの工事を行っていそうだ。
 1月と言えば普通に年度の終盤である。公共工事の末端とはいえ、この時期にせっせと林道を増築もとい延伸してるとは・・・?あり得る話だ。



砕石も、標識も、キロ数表記も新しい・・。
「この林道は最近出来たばかりなのか?」


 6.5Kmの所で写真を撮って地図を見る。すでに聖書TMには記載が無く広域マップルであるが・・?
「まだ尾根まで来てない・・よな?」
 地図と林道を見比べると、殆ど尾根沿いに到達していいるようだ。ただ堂六神山手前の大ヘアピン迄もう少しの様子だ。
 やがて尾根の突端とも言うべきヘアピンをぐるりと回り林道が改めて西を向かうと、目前には山も無く変わりに小春日和の青空が現れた。
「素晴らしい」
 削り出しの法面の赤茶けた岩が対称的にコントラストを浮き出してスカイラインの様相を呈してゆく。


基礎コンクリは4〜5年前と言う感じだがガードレールは2〜3年というイメージだ。




「 スゲーー」圧倒的に迫る岩塊。
ほぼ垂直の法面が突端の切り返しでゆるりと方を落としたイメージだ



 雄大な林道の形を見せる為にここだけで15枚程度の写真を撮り込んでゆく。
 さらに登ってゆくと、スパンの長いヘアピンコーナーが現れた。その先に山陰はない。どうやらここが堂六神山手前の大ヘアピンの様だが・・・
「やはり工事している」
 しかし日曜なのにゲートは無い。ただ、おそらくは残土処理場を思わせる土場があり、重機も置いてある。
何処か工事なのは疑いない。

 コーナーの奥に山道が在り、小さく堂六神山と書かれていた。やはりここが尾根線の入口の様だ。このヘアピンを登った先のコーナーが峠なのだろうか?地図では標高400と言う所、因みに堂六神山が標高477mとある。
 しかし、峠を越えてもその印象はなかった。S字調にウネウネと身を捩らせて、日陰に雪をはべらせる林道はまた静かに登り始める。
「あれ?違ったか?」
しかし先の直角コーナーを過ぎると大きく展望が変わった。
「おおっ!
真野ダムだ!」



山陰が薄くなってゆく。


工事車両が行き来する跡が在る。


恙無くヘアピンをターン。いよいよスカイラインは目前か?
奥のヘアピンには堂六神山の登山口もある。


おお、ここにも残雪が・・・。

流石標高差200m!箱庭の様なはやま湖が木々の間から見える。
「こんな所に
林道がある
なんて」

 景色がでかすぎてカメラに入りきれん。暫しカメラをもってウロウロしてしまう。



「おおっ!はやま湖だ!大倉大橋も見えるぞ!」。


 その実、
林道は凄まじい断崖絶壁に在った。そのせいだろうか?ここには御影石で造られた林道表柱があるのだ。いや、もはやこれは
林道開削記念碑?!ではないだろうか?

原町特産の御影石が奢られた林道標柱。彫刻なので恐ろしく高価な標柱だろう。


凄まじい立地だな?この林道は。
路肩も直角だよ。



「素晴らしい〜〜」いい林道だな、このままダートでいて欲しい。


 平成16年の銘が入った立派な標柱だ。地元の期待と林道開削の苦労がわかる標柱である。それにしても、ここにこの林道を造って、どんな営林事業を興すのかが今イチ見えてこない気もするのだが。
 林道は約1Kmに渡って真野ダムの北側の絶壁を外周する。断続的に見えるはやま湖の湖面が美しく吸い込まれそうである。
 いい場所に林道を造ったな、観光林道かよ?もしかして?
そしてダムとの蜜月旅行も無粋な舗装から下りに突入する。


おおっと、ここから舗装か!。


しかも
ガッツリと砂が撒かれているのが恐ろしいがな。


「キター〜〜〜〜
ぁあぁ!」


工事ゲートだ!どうする>俺




                      m(_ _;)m

m(_ _;)m


「トドコオリナク・・」
 工事は終盤だった。路盤補強と路肩改修の区間がさくっと800mほど。その前後は舗装済みなので最終的にはここも舗装されて終了だろうか?
 幸い前後のゲートの施錠も無く重機も巧く避けて通過が出来た。ゲートを元に戻し何事無く速やかにその場を立ち去る。下りはつづら折れのヘアピンが都合4連程で150mを一気に高度を落としてゆく。途中の路側帯に工事事務所が在ったが、勿論誰もいなかった。後日、もう一度訪ねると工事期間が5月末日まで延長されていた。
(無論、現在は問題なく通過出来るハヅです。工事は5月末日で終了、現場資材等も6月半ばに撤収された様です。)



沢の名は数馬沢、橋の名は松ヶ平橋。何か時代劇みたいな・・・?。
平成8年3月竣工

さて、
 川を渡ると突然視界が開ける。そこは新しい作業道の分岐と直ぐそこに工事ゲートがある二つの分岐だった。
「数馬沢作業道」はゲート封鎖。工事ゲートの先は舗装路だ。ゲートを丁重に閉めてキロ数確認のあと、もしやと思い分岐を西に登ってみたが、約300m程で休耕田とともに轍が消える。仕方なく下ると舗装路はもう一つの分岐で再びダートとなった。
「あ、猿」
 子連れの母ザルが林道を横切る。停車して鳴き声に振り返ると、クヌギの木を揺らしてボスザルが警告を発していた。この辺の猿は投石を知っているので注意が必要だ(爆。
 500mほど挟んで三度舗装路に戻った。車の音に前を向くとT字路はどうやら県道268号草野大倉鹿島
線だろう。

こうしてこの日は気づく事無く完抜を喜んで帰ってしまったのだ〜〜〜っ。(爆

大倉側の終点?標柱。なんと延伸距離は1043m(爆w。
最初はこの分岐から1Kmしかなかったんだ。丁度工事区間の手前で終了である。

 後日、開通確認で大倉地区から登った際に初めて路肩の終点標柱に気がついたのは、ここだけの話である。

調査日(10/1/10)の状況:
 路面状況は優良。初期の大規模林道的作りです。林道標柱には道幅4mとありますが、緩衝区間も含めてざっと6m幅が有効林道寸法とオモワレ。


ゴメンナサイ。


ヘアピンで急速に下り、橋を渡る。


コチラ側にも工事ゲート。
現在はスルー、ダートもここまでか?。


ところが暫く下るとまたしても三叉路。
しかもダートが復帰。
ここに終点標柱がある。


猿に怯えて走る。(弱っwww
再び舗装路が現れる。


最後は舗装直線。
県道の出入口にも工事看板がある。


県道268号草野大倉鹿島線、合流!!!県道の橋は「もものき橋」にて。


 
ただ、実際には1〜2車線を交互に繰り返しますし、春秋はともかく夏場は雑草が路肩に繁殖するので1車線でしょう。スカイライン区間は法面を登ると大パノラマが堪能出来ます。
 
写真に在る通り工事は当初3月20日で終了。しかし2ヶ月前でまだ500m程未区工事間がありました。

調査日(10/3/28)の状況:
 工事期間が延長されていました。
 
工事は3月20日で終わりませんでした。まだ路盤掘下げ改良中、これから路肩のコンクリート補強を組上げて?おいおい5月30日に終わるのか?

調査日(10/6/18)の状況:
 情報通り、6月頭に開通した様です。工事区間は舗装も終了。資材も撤去されていました。ゲート等も無く通行可能です。


平成5年で栃窪側6.2Km、大倉側1.04Km。

平成22年までで残り5.3Kmて・・・?
年間3.1mしか進まないんだ、この開削工事。




キャプこのContentsは、適当に増殖します。ション
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)063-2



最初の入口は「民有林林道北ノ入横川線」である。


ウソだ〜〜〜〜〜!!!


ああ・・m(>~<;)/。

中間脱出路(爆
概要
 栃窪大倉線のもう一つの出入口。


820m!全線ダートか?
TouringMapple2010.3版に表記あり。広域マップルには道路表記にて掲載済み。

民有林林道 大柿線
区間総延長:0.82Km(全線舗装)

では逝ってみよう。
 と初めて入る林道にワクワクしたのが3分前。
あっちゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜うぅう〜〜〜〜〜〜〜〜〜う間に栃窪大倉線と合流した。
調査日(10/1/10)の状況:
 しつこい様だが全線舗装だ。




「合流」
これから尾根に向かうとは思えないまったりとした舗装路でした。