林道日記(OFF-ROAD・DIARY)

ご使用上の注意!
このデータは、あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。
ですので、スポンサー以外のクレーム一切お断り致します。
走行距離は主にバイクで測定し、旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。
また、掲載される内容は
必ずしも最近の状況及び写真ではありません。
走行日を良く確認し、一か八か?役立ててください。






橋の名は霧来沢橋車で渡れる鋼鉄製の吊り橋である。


このContentsは、適当に増殖します。
林道日記(OFF-ROAD・DIARY)051-4


●本名津川線のEscapeRootは「肝試し」
 ご存じの通り、大規模林道は昭和31年に森林資源の開発・観光を目的に設立された林野庁の天下用外郭団体の一つで、現在はその事業を平成11年に新たに設立された緑資源機構という傀儡政権が引き継いで居る「悪しき団体」の事業である。
 大規模林道の中でも昭和40年代に計画され、50年代に完成した林道については、当時の基準が昔の営林署の林道に準じており、比較的良心的な作りもあって、まだ抵抗感が少ないように感じる。この本名津川線もそう言った「昔の林道」に見られる風景を残した数少ない林道と言えよう。

TouringMapple2005.3版からおすすめ掲載。たしかに福島側はお勧めです。

で、
「昔の林道」に見られる風景の林道に忽然と姿を現すのが、この橋なのだ、早速車で渡ってみよう。(笑w

 写真を失念してしまったが、本名津川線から枝分かれした道は狭く、それだけで既にでDeepだ。しかも欄干からは左向け90度に回頭を余儀なくされる極悪な経線である。コンクリート要壁に囲まれた導入路は小型普通車の通行を前提にしているとは思うが、軽ジムニーですら
「狭いぃ〜!」と感じる本名側。
 回頭すると、もう前輪は橋にかかっている。いいのか?これで?

 橋の構造は至って簡単。
 普通に桁を連結(X型)し、長大なワイヤーで高い支柱から吊り上げる、ただそれだけである。ただその総てが鋼材である。
 豪雪地帯を考慮して、積雪時に加重が抜けやすい様に路面はいわゆる
(道路のU字溝などに架けてある編み目の奴)の超特大版が組み合わさる。成る程、これなら積雪自体余りしないだろう。
 欄干こそブロック毎に溶接だが、それらはボルトで緊結されて、その強度が伺える。
しかし、車を前進させると恐怖が!
「ゆ、ゆれてるぅぅぅぅ〜」
(atarimae da! boke ga!)



本名津川線、本名ダムの外周のラスト部分に下に下る枝道がある。(写真左折)


急な下りと直角コーナーを曲がると、もう橋の袂だ。

銘板がある。
普通なら欄干に穴明けボルト止めだろうが、背面に補強を入れてボルト締めだ。
強度保持が必要なのか?欄干に。



こえ〜〜〜!
特注大のU字鋼の上に乗ってるみたいだよ!


 橋の1/3辺りで撮影の為橋に降り立つが、その一連の動作でも橋の揺れと撓みを感じる事が出来る。出来るだけに怖い!
 まだ陸地にいるうちに撮影した訳だが、無論浅知恵で、落ちてしまえば変わりはない(爆
 事実、MRは橋中央での降車を断念した(核爆。
「絶対に二輪で来たくない橋では日本一ィィィィ〜〜!」であるが、ちょっと走ってみたい気もする。気が向いたらネ。
 豪雪地帯、金山町。振り返ると今通って来た道路の擁壁からワイヤーロープが伸びている。
「冬にあの急坂は車で上れるのか?」
そう言えば前にJ-Topでも渡ったな?
 橋を渡ると、名湯名倉温泉・橋立温泉がある。

●霧来沢橋(s61年竣工
橋長:90m 幅員:2.5m
鋼重:48.5t
東鋼橋梁株式会社 謹製。
HP: http://www.tokobridge.co.jp/
日本各地に吊橋を造っています。

調査日(08/7)の状況:
 極めて個人的な意見だが、チキンハート・蟻及び蚤の心臓・高所恐怖症・広所恐怖症及びその合併症の方は橋を渡らないで下さい。また、真ん中でもその影響は同じです。
(ここは笑いどころです)
 本名津川林道から只見、南郷方面に向かう方にはなかなかのEscapeRootです。怖い思いをしない人限定ですが。
 橋の上での一服が宜しいですが、地域住民の迷惑にならない様に通行すべきです。Good Luck!!


怖くて車から降りれない(T^T)。
「なんだ!この感じは」
渡河言ってるバヤイではない。


長大なワイヤーで支持される名倉側。
本名側のワイヤーは様壁に突き刺さっている。
道路自体が強度の一部と言えよう。




霧来沢橋。またの名を「車で肝試し」
ところで、重量制限が見受けられないんだけど、何tまで大丈夫なんだろう?