かつての林道は沢と共に流されつつ、その痕跡を留めていてくれた。 |
道とは、詰まる所物流の変遷である。 明治維新によって汽車が入り、車に因って街道は道路となる。 地方ともなれば軽便鉄道や森林鉄道が作られ、 やかて林道<市道<県道と名前が塗り替えられてゆく。 直接であれ間接であれ、時代の要請がそうさせる道の移り変わり。 ここも、そんな嵐の生んだ一つの忘れ物である。 今日もそんな道を、TTRが走り抜ける。 |
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ご使用上の注意! このデータは、 あくまでおいらの走ったルートの覚え書きです。 走行距離は主にバイクで測定し、 旺文社発行のツーリングマップルにて無断で補正しています。 また、掲載される内容は大変危険です。 当サイト掲載内容によるいかなる被害も、 当方は保証致しません。 |
廃道日記(Riding・Report)020 |
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PHOTO ALBAM 準備にも気合いの入る二人、 この後の寒さも知らずにまあ・・・(哭w。 |
例えば、比較的標高が低く高低差が少ない阿武隈山系には福島県だけでも10を越える森林鉄道が存在し、その道床が現在でも林道などに転用され生き残っている場合が多い。 |
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当日、川桁の7-11には集合場所の主と呼ばれる漢、紅白饅頭氏がすでに待ち受けていた。 |
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春にはもっと草刈りがなされていた分岐点。少なくとも07'秋迄はここに通行止めの標識があった。 |
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「あ?!」 |
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やっちまった!痛みを堪えて立ち上がる。 |
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谷側の路肩は実に不安な路盤。 土場は左に、道は前に。 植林境界をDT200WR改が駆け上がる、流石だ。 撮影しつつ、前進再開。 霧雨の中、果敢にアタックを開始する。 好い塩梅に廃れているナ。 |
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しかし、600m程で突然・・・道が無かった。 写真手前で路盤は沢同然で崩れていた。 |
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「仕切り直し! ゴー!!!!」 西側の市沢部落から、改めて駆け上がってゆく・・・。 |
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沢沿いに道は東に。 T字路?北に分岐? |
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T字路?東の本線ってば、この正面藪道?マジですか・・・ |
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猛烈な藪。 夏は絶対に来ない所だ。 猛悪な泥。 でも、顔は笑っている。 「コイツめ〜!」。 嵐の間の凪のようだ。 はたして繋がっているのだろうか?。 |
「鬼だな」悪辣な藪。ベトコンの罠か?ここは? |
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撮っている間にへたり込むTTR。 熊五郎さんナイス。 |
「おおっ!」青空に向かって延びる一本の道は、途中の沢で容赦なく寸断されていた!。 |
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グワッシ!?! 見事ハマったニコT。笑い転げる二人・・。 |
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通行止めの標識が立つ。 写真奥が問題の支線。 林間セクションを抜ける。 雨がまた強くなってゆく。 |
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「ここで道が判別不能に・・・」。造林をぬって林道は標高を上げる。 |
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プランター?。 「あ、あった」 日向はプランター、日陰は林道。 熊五郎さん2周目?。 |
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5m規格のハズだが 1車線に自主規制中らしい。 見えた! レークラインだな。 |
10%を越える傾斜角で反転するレークライン。 ガードレールの隙間を埋めるかの様にゲートが存在するが、気が付く人はまず居ない。 |
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ショートながら復活した? 極上の廃林道だ。 ソースカツ丼で腹ごしらえ。 あったかウマい。 |
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調査日:09.11.の状況: |