四万温泉と言えば90年代の終わりに四万ダムのボーリング調査で湧き出た飯場の温泉があり、その後飯場が移動して無くなっても湯船だけが存在して、一部の熱狂的露天混浴マニアから絶大な支持を受けていた記憶がある。
おいらも一度だけ四万温泉に来たことがあるが、噂の秘湯は既にダム底に水没し伝説と化ていた。
四万温泉には現在温泉旅館以外に御夢想、川原、上の湯、山口(露天)と4つの開放型日帰り風呂(素直に公衆浴場と言え)があり、それぞれに特色がある。
今回はそのなかで川原の温をご紹介しよう。
川原の湯は旧県道352号線?沿いの橋の下にある。目前は四万川とその支流であり、むかしは呼び名の如く湯小屋と湯船しかないバリバリの露天だった。
しかし、湯治場から観光温泉へと変貌する過程において、何か国際的に問題でもあったのか?いまは小さいながらも極めて機能的で、大正ロマン溢れる露出度の極めて低い公衆浴場に変貌を遂げている。