温泉ツーリングスポット(上信越編)


四万温泉 河原の湯
(群馬県)


 四万温泉と言えば90年代の終わりに四万ダムのボーリング調査で湧き出た飯場の温泉があり、その後飯場が移動して無くなっても湯船だけが存在して、一部の熱狂的露天混浴マニアから絶大な支持を受けていた記憶がある。
おいらも一度だけ四万温泉に来たことがあるが、噂の秘湯は既にダム底に水没し伝説と化ていた。
四万温泉には現在温泉旅館以外に御夢想、川原、上の湯、山口(露天)と4つの開放型日帰り風呂(素直に公衆浴場と言え)があり、それぞれに特色がある。

今回はそのなかで川原の温をご紹介しよう。

 川原の湯は旧県道352号線?沿いの橋の下にある。目前は四万川とその支流であり、むかしは呼び名の如く湯小屋と湯船しかないバリバリの露天だった。
 しかし、湯治場から観光温泉へと変貌する過程において、何か国際的に問題でもあったのか?いまは小さいながらも極めて機能的で、大正ロマン溢れる露出度の極めて低い公衆浴場に変貌を遂げている。


 川原の湯は旧県道352号線?沿いの橋の下にある。目前は四万川とその支流であり、むかしは呼び名の如く湯小屋と湯船しかないバリバリの露天だった。

 しかし、湯治場から観光温泉へと変貌する過程において、何か国際的に問題でもあったのか?いまは小さいながらも極めて機能的で、大正ロマン溢れる露出度の極めて低い公衆浴場に変貌を遂げている。

 温泉は自動制御によって解放時間が制御され、朝9時前はドアに自動ロックが掛かるため、気軽に朝風呂に入れるわけではない。温泉の天蓋に当たる部分は橋のたもとのミニ公園であり、ここに排煙棟も併設される。この排煙棟のため室内はこもらず、常に快適に保たれる(らしい)。加えて地元のおばあちゃん達の社交場と化している。
 しかし、ハイテクといえどそれが必ずしも正解ではない。現にこのオートロックシステムは何らかの理由でタイマーが30分ずれていて男湯だけが9時半からという観光客用の罠が存在する、私も見事にひっかかり、お婆ちゃんに達に開けて頂いたのだった。




実際に入ると、ちっちぇ〜!湯船も洗い場も4〜5人分程度の大きさしかない。熱気がこもって思わず脱衣所から入口の扉も開けて換気する。誰もいないうちに写真撮影。9人分前後のの脱衣箱があるがこんなに人は入らない気がする。成分分析表を見ると「ナトリウム・カルシウム一塩化物硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)」とある。外傷や皮膚病などに効果があると書いてある。
体を洗って入浴、冷めてるとはいえ泉温53,7℃は熱い風呂であった。片面の壁は岩肌調?の作りで、天井部分は円錐形の、いかにも上の公園中央の換気口に繋がってますと言う作りだ。
5分程度、ちょっと我慢で湯船につかる。扉の開く音と共に風呂から上がると、地元のおじいさんが入れ違いに入ってきて、朝風呂を楽しんでいる。天蓋が繋がる風呂には、先ほどのお婆ちゃん達の笑い声が響き渡るのだった。




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