「普通って、どんなツーリングなんですか?」
その答えは、これから貴方が感じるコトだ。そして3台は土湯を出発した。
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プロローグ「ツーリングに行こう」
ツーリングって、何だろう?
そんな考えが頭を過った。
私も随分長い間、数え切れぬ程のツーリングを企画し、ある時は彼女と、またある時は
クラブで、最近ではネットで知り合う方々とその「行為」を楽しんでいる。
しかしてその実態は・・・?
「林道を走るのが目的とか、飯喰いに行くとか、風呂入りに行くとかサ・・」(M
「エエ、やりますよ」(S
行き付けのタイヤ商会の事務室には、事の発端であるSさんと、師匠とも言うべき専務がいる。今度の日曜日にツーリングをしよう、その作戦会議である。
「飯を食いに"林道を走って往く"、とかサァ・・」(M
「イイですねぇ」(S
タバコをくゆらしつつ、専務の眉が上がるのをMRは見逃さない。
「家の事情があってですね、今年はまだ走ってないんですよ」(S
「ふうん・・」(M
「MRさんは速いんでしょう?」(S
なんとなく、専務師匠が苛立っている気がした。
速かろうが遅かろうがそんなコトはどうでもいい事だ。
速さとはセンスか技量である。どちらかがあれば、安定性は自然と身に付く。
上達のためには1にも2にも「考えて走る」が重要だと思う。
大切なのはそれらを「続ける事」だ。
どんなに速いスピードセンスがあっても単車から降りてしまえば意味は無い。
そして進歩もあり得ない。走り続ける者には敵わないのだ。
この極意は、1ヶ月後に参加した然るツーリングで実証される。
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〜Touringを考えるTour〜 2009.6.28 Repo&Phoyo:MR & S
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PhotoAlbum
秋本湖岸林道に入る。
Photo by MR/05'08
先頭はSさんのXR250R(最終?)。
その後におぉじぃさんのセロー225。
初期型リアドラムブレーキの奴である。
直線ではパワー差で車間が離れるが、
コーナーではかなり接近していた。
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さらに話が詰まると、どうも南があまり足を運ばない事に気がついた。
「じゃあ、こんな処で」
「OKス、ひゃ〜楽しみだなぁ〜」
子供の笑顔に戻っているSさん。
「一応、ウチの板に揚げるからさ、だれか参加してくれるといいね」
じゃあ、帰りますと事務所を出ると後から専務に呼び止められた。
「MRクン、今度雪降ったら会津にラーメン喰いに行こうよ、単車で!」
なんで「雪が降ったら」なんでスか?専務師匠?
●初顔合わせ
例によって時間ギリギリにMRが到着すると、集合場所には既にお互いの挨拶を終えたSさん(XR250R)と、掲示板から初参加のおぉじぃさん(セロー225)、もはや集合場所の常連の紅白饅頭さん(DT200WR)が談笑していた。
「本当に初顔合わせなの?」(M
「実家がすぐ隣りだったんですよ」
とSさん。成る程、下地は調整済みだ。
「こーはくさん、DTで参加?」
「イヤイヤ、お見送り」
「残念だなぁ」とお土産のお握りを手渡すMR。
ルート説明と開催上の心得「怪我と弁当は自分持ち」「ノーヒットノーダメージ」を申し述べ、こーはくさんに見送られて3台は走り出した。
「さて、お手並み拝見と逝きますか」
シールドを閉めつつMRは呟いた。後ろの二人もそう思ってるに違いない。
土湯新道を越えた3台はレークラインの入口から秋元湖岸林道に入っていった。部落では無用なレーシングを避け、林道から徐々に開けてゆく。
「あれま」ゲートが閉じていた。
「そっちから・・」(M
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中津川を渡る橋の手前で倒木。わざと直さない的雰囲気を感じる。
難なく通過。それにしても、セロー細っ!!
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橋の上はガレキ。
現在も変わらず通行止めが眩しい。
Photo by MR/05'05
素堀のトンネルを抜ける。昔から変わらぬ趣。
Photo by MR/03'06
最後のコンクリート擁壁も突破!
・・ちょっと危なっかしいが。
あの抜け道ルートは・・
やっぱり人の入った形跡はないな?
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と顎を癪ったかいなかの内に、電光石火の早業でおぉじぃさんのセローが突破。続いてSさんのXR。
「狼のくせにカモシカの皮を被っているのか?」
慣れてるなんてもんじゃないな?初めて走る林道でコレかい。
この瞬間MRの脳内ナビシステムは二つのアタックルートを自動選択した。
殿はMR、先"攻"の2台は水を得た魚の如くミサイルの様に走ってゆく。
「なんだ、速ェえじゃん」
それにしてもおぉじぃさんの車間は異常に狭い、追い越し位置でユラユラとターンしてゆく。
ヤバいか?と思った矢先、先頭のSさんがスリップ!だが、鮮やかな減速と逃げを見せるセロー。
コレを目撃したMRの脳内ナビは
「通過可能」のゴーサインを出した。
「久々に面白いツーリングになりそ」
どうやら手を引いて歩く必要はなさそうである。
●変更の効能
秋元湖岸林道は中津川渓谷にゲートがあり、先のT字路が広場になっていて渓谷沿いに下る道筋だ。そこはかつての中津川森林鉄道の終点土場と思われる場所である。
3台が下って間もなく、中津川橋の手前に少々人為的な倒木があったが、難なく切り抜ける。
先攻した2台が橋の上で通行止めの看板を見付けスタンドを降ろす間隙を付いて、MRが看板奥の落石を乗り越えて通過する。
その先のには隧道があり、手前がちょっとした広場になっている。
ヘルメットを脱いで休憩。
ここでMRが二人に、
「前に倒木で駄目だった抜け道があるけど、逝っていいですか」とルート変更を聞いてみる。
二人とも二つ返事でOKだった。
中津川沿いに下る秋元湖岸林道のラストはコンクリートの駒止越えだ。秋元湖に落ちそうになりつつ通過する。
「そこを右(北)です」
早速おぉじぃさんが突撃、やや腰を引きつつSさんとMRの順で突入した。
秋元湖岸林道から派生し、上のレークラインにでるシークレットルートはMRも06'以来だ。
因にこの時は深いV字搆に一文字に倒れた巨大な杉に阻まれ、最終通過は実に02'だったろうか?最初こそ道の風体をなしていたが、伐採後の植林を行わない区間はスタンディングでも前が見えない程の激薮となって立ちはだかる。
排気音から先頭のセローも近くだろうが全く見えない。
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おおぅ!形跡どころか「誰もいない(爆」
あ、左奥からXRの排気音が聞こえるぅ・・・・。
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目前のSさんも一瞬道筋をロストする。
植林の木陰にかつて転倒の憂き目にあったあの杉がチェーンソーの様な物でバラバラにされ、路上に放置してある・・・いや失礼、逸れているのはMRの様だ。
視界が開けるとニコTは倒木を潜る。その先にはXRがS字のプランターと化した林道に倒れる木を乗り越える所だ。どうやら上のヘアピン区間に入っているようだ。
「そろそろだよな・・?」
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「いいあんばいだよ」
路面には一度ハマるとやっかいなV字溝がのたうち、群生する雑草がそれを覆い隠す。
適度な太さの倒木があちこちに倒れ、これを乗り越え、あるいは潜ってゆく。
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掘り割りのヘアピンは確か合流点のすぐ下のコーナーだった様な・・・?
左方向からバイクの排気音が聞こえたような気がして首を巡らす、その瞬間緑の壁の奥で急ブレーキをかけるXRが!慌てて左にこれを避けTTRを止める。やはりガードレールか?
「MRさぁん、ちょっと下がりますぅ!」
タイヤの長さ分後ろに下がったXRはハンドルを切って左に法面を駆け上がり、既に別ルートで突破したセローと合流する。最後のガードレール前が急な坂のため、MRのニコTは自然にバックし、方向を定めてレークラインに躍り出る。
ヘルメットを脱ぐと丁度ツーリングのグループ6〜8台がすれ違う。振り返りながら手を振るNSR80のライダーがいた。
「あれ、専務ですね」道路脇に笑いがこだまする。いいサプライズだ。
●繋いで走れ
「良く抜けられたなぁ」今来た林道をSさんが振り返る。
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小田達沢線経由で三河林道に入る。合計のダートは30Kmを越える。
相変わらず小田達沢線は砂利が多い。
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三河林道の町境の広場で休む。
Phot by S
三河林道の郡山区間は、下から序々に舗装が進んでいた。この先の大ヘアピンから舗装である。
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「こんな道があったんだ・・」ガードレールを眺めておぉじぃさんも感慨深そうだ。
「俺も通過は6年ぶり位かなぁ、感激ですよ」(M
「面白いですね〜、この道」(お
「ここが問題ないようじゃ今日はあの峠の登りですね」と、プラン変更を切り出す。
「ええ?やっぱり逝くんですか」目が笑ってるよ?おぉじぃさん?。
「え?何処?」ネット環境に無いSさんはそこがどんな所か判らない。
フフフ、驚く象!
「旧中山峠ですよ」(M
「ホントに逝くんですかぁ」おぉじぃさん、いい加減カモシカネコ被るのヤメようよ。
「人数のいる時がお買い得ですよ、一人じゃビビりますから!」
かくて、再びバイクに跨がった3人はレークラインを戻り、沼尻温泉から小田達沢線を経由して三河林道を駆け上っていった。先頭はナビ仕様のMRであるがイキオイ路地を間違い、某ゴルフ場に連れて行かれる二人(爆。
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枝林道である小田三河線のY字路を過ぎる。
磐越西線中山駅付近に出る。
駅(部落)に出る手前の常磐道の側道へ。
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気を取り直し駆け上がる達沢線、山菜シーズンが終了した三河林道には車の姿も認められず、猛然とスロットルを開けてゆく。登りの段差でジャンプ!宙を舞うニコTを見て「やっぱ、250はパワーあるよな」と呟くおぉじぃさん。
砂利が多くなるとライディングに生彩がないSさん「砂利の下りは苦手なんですよ」と一言。
町境の広場で休もうか?と思った瞬間、大きくV字に足を取られるニコT
『ちいいいぃ!』(爆
カウンターをあててアクセルを開けるもそのまま半回転に転倒してしまう。
「大丈夫ですか!」(S
「うん、だいじょーぶ、今日も(転倒)ノルマを果たしちまった」(M
「休みましょう」(お
「タイヤの空気圧高くないですか?」(S
「うん、高いのが普通」(M
「落としましょうよ」(お
前回の日中の件もある。素直に従ってみる。ひとしきり空気圧の話で盛り上がると再び磐梯熱海に下ってゆく。
先頭のおぉじぃさんがヒラヒラとコーナーを掻き分けてゆく。
「う〜ん、乗り馴れているよな」
質の高い数をこなしていないと、あの走りは出来ない。しかし面白い事にその動きとライン取りはサーキットライダーのそれではない。
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彼は生粋の林道ライダーなのだろう。
サーキット的なラインと腰の捻りが印象的なSさんとは、まさに「ラベル」が違う様だ、
「なんでイキナリのメンツで、こんなバラバラなのにしっくり走れるんだろう?」
今日のツーリングは運にも恵まれている様だ。
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先頭で入ったものの、早速転倒で二人に置いて枯れるMR。
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●地獄のルーティング
打ち合わせ通りに高速の手前で停車したセローに合図してニコTは三河林道から右折。眼下に磐越自動車道上り線を眺めつつ、分岐から川に降りてゆく。
「ここですか・・・」(S
「逝きます」(M
ダートというより山道といったほうがしっくり来る古道に入った瞬間、いきなりフロントから持って行かれるTTR
「あ〜びっくりした」
どうやら倒木が道路に対してタテに埋めてあって、それに足を取られたのだ。
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「峻烈だな」泥濘、渡河、泥濘、渡河・・そしてまた泥濘。
しかし、清らかな沢と木漏れ日に癒される。
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公道としては一度も動力車の通行がされな
かった古道で「道と戯れる」。
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「MRさん、林道泳いでる」
その瞬間を目撃したSさんが急制動をしつつ、ぽつりと一言。
しかし、これで二人は身が引きしまる。一撃を食らって体勢が崩れたMRを尻目に、先頭に立ったのはおぉじぃさんのセローだ。
初期型の部類にはいるマシンに彼は後付けのセルを装備し、発売されたセロー中最軽量の車体も相まって、泥濘の路面にも関わらずその姿はまさに森林を駆けるカモシカの様だ。
後追いするKSくんのXRは、そもそも馬力をコントロールするマシン故にこういったトリッキーな路面でその性能を持て余し気味になる。
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「MRさん!写真!!」おぉじぃさん、笑いながらカメラ目線だよ。
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3人がかりで引き上げ、突破する。
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やがて例の渡河地点に辿り着く、こういう場面で不覚にもアプローチの登りでエンストさせてしまうMR。
振り向くと、無意識に先行のXRの轍をなぞったが最後、ニコTはスイングアームまで「埋没」する。
「つあ〜、相変わらずだよな、ここは」
泥濘は沢越えよりも侮りがたし。その沢を越えると二人が心配して待っていた。「一服しましょう」(お
予定に無い休憩を取り、ひとしきりここ迄の道のりで話題が弾む。
「ここはいいですね・・」(お
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続いてSさん「笑いが止まらない」古道を快走する。ズ太い排気音がこだまする。
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MRはお約束を果たし続ける。
これは3回目(爆
これが選挙なら党首が獲れるな(獏
2度目の休憩。先の達沢/三河林道30Kmを1時間ちょっとで来たのに、この旧道は1Kmで1時間かかってる。
「一本の轍」
2年振りの峠道は相変わらず美しい。
秋も綺麗なんだ、これが。
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流れ落ちる沢の囁き、ひんやりとした風は緑の香りを従え、見上げると深い木漏れ日の中、かつて幾万の旅人が越えた
街道で佇む。
「タバコが旨い」とおぉじぃさん。
「さて、まだ半分ですから」(M
「まだ?」目が笑ってる?Sさん?
「後2回かそこら、渡河があります。橋が壊れてるので注意して。一里塚があるので、そこで残り1/3です」(M
「了解」
「最後にもマッドがあるので気をつけて、峠で休憩しましょう」(M
とは言った物の、一番疲弊しているのは当のMRである。
万能タイヤのT63とは言え泥濘の深さが15センチ以上となると、とたんに動きが悪くなる。
先の二人はもっとオフ寄りの(つーかほぼ競技用?)のタイヤなのである意味安心というか・・・?
とか言ってるそばから、前回と全く同じ所でスタックして二人に救助されたりしているMR。(オイオイ・・・
しかも救助に当たったSさんも動けなく成る程に泥が深く、まさに掘り進んでゆく。
先頭の最軽量マシン、セロー有利か?と思いきや、災難は忘れた頃にキター。
「MRさん!カメラ!!」
とSさん呼び出されると沢(橋?)にフロントが落ちて抜けないセロー。
「弘法も筆の誤り・・?つーやつか」
「びっくりした!リアが飛び上がる程落ちたのは初めてですね」
だからその割に顔が笑ってるって!おぉじぃさん。ソレ以外はみんな経験済みなら違った意味でスゴいゾ!
最後に一里塚前の沢にハマって、また臨時のお休みをする。この沢、道路に従わず沢に登ってターンする「高巻きコース」を通ったSさんが最も被害が少なかった。
例のカビバンの隣を抜け、源流前の泥沼を越えてピークに到達、楊枝ヒルクライムを達成する。
「この格好で昼飯喰いにいくのかよ?」
都合4回、うち3回埋まったMRが叫ぶと、涼風が嬉しい汗だくの峠に笑いがこだました。
「いやぁ、本当に来てよかった」地獄の林道の頂点で満足げに笑う二人の笑顔が印象的であった。
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「旧中山峠上り制圧」幾多の泥に苛まれながらも、今、突破!
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●そして天国へのルーティング
丁度お昼の昼飯を志田浜でそつなくこなすと、午後一番に天国への林道に突入する。
名峰「磐梯山」と彼が作りし天鏡「猪苗代湖」が同時に俯瞰出来る「展望台」に至る「横川館線」を駆け上がってゆく。
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『おお〜〜〜〜〜』と思わずお二人さん。
「ああっ・・磐梯山が見えない(大泣」
MRが一人悲しむなか、箱庭ラピュタ気分が味わえる横川展望台(仮称)はまさに天国の展望台である。
しかも・・「あれ?道が出来てる」
立て札には「駐車場まで1.2Km」とある。この標高と地形で横川の部落まで林道より短いとは・・?
「どう考えてもどこかで階段でしょうね?」(お
「天国への階段(Stairway to Heaven)か・・」栗本薫かよ。
「ち、ちょっと見て来ますね」とバイクに跨がるMR。
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横川館林道の横川側は全線ダートである。
天気の良い日には猪苗代湖とその奥に磐梯山を望める「爽快」林道だ。
Photo by MR/05'05
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