04’Spring-RidingTour-2
春のミニツー桜巡りツーリング「満開編」
Riding by Macx Rider
2004/4/17

三春滝桜

朝の6時前だというのに周りは黒山の人だかり。
威風堂々とした咲っぷりは流石日本三大桜である。



族、いや続!春のミニツーリング桜巡り。「満開編」

 
先の話の「ミニ」が排気量なら、今度の「ミニ」は時間です。
 理由は明かせませんが、ひょんな事で平日の朝のうちに時間が空いたので、先週の桜の咲き具合を観にデジカメ担いでXLRを走らせる事となりました。とはいっても、出発は朝5時!5時とは思えないくらい暖かく、Gパンにジャケット・スニーカーという通勤スタイルで出撃。折角なのでと色気も出て日の出と共に見に行ったのは全国区ともいえる三春滝桜でした。
 処がこれが!広い駐車場はほぼ埋まり朝5時半とは思えない程のカメラの砲列。400mmを担いだ爺様カメラマンに聞けば夜桜を撮影後、車中泊で早朝場所取りとのこと。いやはや脱帽です、そのパワーたるや。こだわりの滝桜は満開でした。始めてみました。

 朝の6時には警備員がメガホン片手に「ここは路上駐車禁止です〜」というもはやこの地区では季語と化した名調子が始まり、6時とは思えない自然渋滞が発生した。いやぁ、バイクで本当によかった。

合戦場のしだれ桜


どう見ても一本の桜に見えるが実は2本、別名「夫婦桜」。


 現地表記によると滝桜の本名はエドヒガン系紅枝垂桜ということで、樹齢千年以上、樹高12m・根回り11mもある。垂れ桜で花が咲き誇る姿は滝が流れ落ちる様に見えることから名が付いたとされる。因みに日本三大桜とはここと岐阜の薄墨桜、山梨の神代桜を言うそうだ。
 ちょっと静かな場所にといいつつ、県道40号線を戻ると岩代町に辿り着く。さらに船引方面に東進すると国道459号線沿いに合戦場のしだれ桜がある。東側の山の斜面に朝日を浴びて輝くように咲き誇る。満開である。
 この桜、実は2本一組で別名を夫婦桜と呼ばれる枝垂れ桜で、平安時代に朝廷の命で奥州征伐に来た八幡太郎義家と地方豪族の阿部貞任・宗任が合戦した処からこの名前が由来する。推定樹齢150年、樹高17m、根回り25mほど在る。


すっかり子供の日を忘れてまして、バイクで風景に鯉のぼりを見つけて気付くおいら。

小沢の桜



ちょうどアベックが来襲。映画のワンシーンを彷佛させる。(観てないけど)



 この県道沿いには他にも小粒ながらも桜の名所がいくつもあるが、先週のミニツー宜しくまずは本来の目的地に的を絞り、国道399号線から船引地内に入る。
 町外れの国道号線沿いにあるのが、「小沢の桜」という畑の真ん中に野仏や子安観音の祠とある桜である。確かに絵になる桜だが?と思ったら立て看板が在りました。映画「はつ恋」(出演:原田美枝子、真田広之、田中麗奈)のロケ地だったんですねぇ。(劇中では「願いの桜」で登場し、最後の花見シーンで咲き誇る)普段は団子とか売ってるんでしょうが、まだ8時と言うことで人も警備も来たばかりでした。これからラッシュアワーだものなぁ。樹齢93年(推定)のソメイヨシノを後ろにミニツーのルートを逆走となります。


塩の崎の大桜


小高い丘の上にぽつんと咲く。青空に映える美しく力づよい桜である。


 一度路地を間違いましたが、無事本日最後の桜見物となりました。塩の崎の大桜です。県道から一本南に外れた小高い丘の上に鎮座まします。ミニツー当日には集団でバイクで丘に登っていっても近所迷惑ということで行きませんでしたが、今日は一人なので思いっきり木の根本までバイクで登る。野仏とともに在るので、やむなく手前にバイクを置いて記念撮影。
 樹齢600年、樹高は20m、根回り直径は7.21m、亨保年間(1735年)の絵図面には既にこの桜の記述があるそうで、昔からこの地区のランドマークなのだろう。今日回った中で一番高い処ででかく、一番人出が少ないマイナーポイントを見つけてくるKSR高氏の手腕には、頭が下がるばかりである。時計はそろそろ9時をというところ、本日のミニマムツーリングもこれで終了ですな。




 丘から周りを見渡すと、向かいも丘裏も桜と菜の花だらけ。桃源郷とは申しませんが、今年の春はほんわかとしたツーリングで始まることが出来ました。春の桜を巡るツーリングもこの2部作で無事?終了、めでたしめでたし。



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