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Pohto2018
v
晩秋の明治道に別れを告げる

2023 秋の飛び石連弾ツーリング、その3
ふりだしに戻る。



今度は初冬の旧道に足を向ける。

 駒止峠へ。 12

 そんな訳で、午前中はガッツリと汗をかいてしまい、改めて明治道(いやいや戦後昭和だろう?)の難しさを身をもって感じた次第である。
 一旦車に戻ってまずはお湯を沸かしつつ、汗だくの下着を交換する。
 本当は夕方風呂にでも入って交換の予定だったが、風邪を引いても仕方がないので着替えて、沸騰したお湯を非常食の鍋焼きうどんに注いで路肩で昼食にする。

 時計は既に1時近くで、午前中の明治道もその反対側である旧転々駒止峠からは
絶対侵入不可能なのだ。ここは残りの時間で行けるところにしよう。
 
まずは駒止の各林道に行ってみる事とした。
 この時点で既に堺林道の路肩欠損が2年以上放置の報も入っていたので普通に旧駒止峠から玉川林道に入ってゆく事にし、まずは鍋焼きうどんを平らげる。
 改めて装備を整えて出発する。スコップは車に置いて、通常運転の林道行を始める。


旅先Photo !

着替えと腹ごしらえ
まあ、何も無いよりかはいい。


いきなりヘアピンの連続
まあ、今じゃ絶対道路に許可されないな。

「旧道らしさ溢るる」線形と落葉の堆積。

 まずはウネウネとほぼ三島線形の旧289号線の舗装路を登ってゆく。
 途中、名物とも言える速度制限の路面文字や旧標識で立ち止まり、秋の風景と共にカメラに落とし込んでゆく。流石に晩秋で色は燻んでしまったし落ち葉も多いがそれはそれでいい風情だ。
 
しかし、旧駒止峠の旧旧駒止峠の分岐は路肩に白いモノが残ってた、恐らく初雪の残雪である。
 まあ既に初雪があったことは聞いてはいたがな。


「30Km」いい廃れ具合だ。



「駒止めが好い味だしてる」晩秋最強伝説。


 
この後も含めてここが今日の最標高、約1200m付近である。後は高くても1000mぐらいなので心配無いだろ。

 玉川林道に入る最初少しだけ登って後は大窪林道の交差点まで下りの行程だ。路面状態はややマディな湿潤。ダブルトラックを避け、林道中央の凸面を流してゆく。
「ええええー」って、突然周りが真っ白に変わる、雪だ!残ってるよ!
 流石にスリッピーなのでトラックのボトムにラインを変える、汚れるが致し方無い。
 堺林道の三叉路手前で路面の雪は消えるが、停車した先の堺林道を望遠に撮影すると山陰には白いものが映る。周りもうっすら白いな、ま


「雪かよ」マジか?
いった。
「とにかく降りてゆこう」大きな不安と小さな期待を胸に更に林道を下ってゆく。どうやら山陰に残雪が残る傾向が見えて来たが、まだ五分五分と言ったところか?。
 案の定大窪林道の起点である三叉路も日陰なので、手前の橋から残雪があるが、通行止めのトラテープやチェーンは撤去され、通行可能となっていた。
「反対側には何も無かったしな」
  そして大窪林道にも通行止めのロープが無い。路面には博士峠から大窪林道に曲がる車の跡が残ってる。午前中に来てるな。
 多少雪が残っててもクルマが入れるなら安心だな?そんな割と軽い気持ちでそのまま大窪林道に突入したのだ。



「駒止の三連ヘアピン」監修は三島じゃねーのか?


晩秋初冬の駒止峠をゆく羽目になるとは!

 駒初ラッセルに
 雪兔を見る。
13

 積雪は3〜5センチ程度なので取り敢えず大窪林道から駒止湿原の北側遊歩道入口の所まで走ってみる。  開けた南面の林道には雪も無くいい感じだ。駐車場までクルマが登った跡もある。
 坂道ゲート前も殆ど雪が無く、ここから先もそんなに標高差は変わらない。大窪林道は台形の高原地帯を抜ける林道なので大丈夫だろう。


うわぁ旧道への林道は完全に積雪。
でも慶虎が走ってるぞ。


「玉川林道に入る」営林業者が本格的な(笑。


「界林道三叉路」こちらも残雪(笑。


 実際所々に残った残雪に車の跡があるので降雪後も用があって林道に入るジモティが居るのだろう。
「まぁ鉄砲打ちだろうなぁ」
 幾つかヘアピンを介して標高が上がり昭和村近くの窪地に入る刹那、林道は一面の雪景色となる、積雪は10センチ位か?
 なんと、路肩の空き地に四駆のマーチが停めてある、人がおるなぁと思ったその先に二人組の男ジモティが唐突に路肩から林道に出てくる。

2019年から通行止(爆。
ま、当時通り抜けましたが。


「三叉路」手前の橋から写真左下に抜けるのが玉川林道
正面登って行くのが大窪林道。


三叉路を直進が大窪林道起点方面「卵池」
駆け上がるとゲートまで雪無し


 
一人の片手にはウサギがぶら下がっていた、どうやら獲れたての様だな、細い針金か太いテグスの様なものを持ってる。
 相手もびっくりしつつ道を開けてくれた。
「すいません」と声を掛けつつ止まらずすれ違う。何故なら彼らが来た先にはクルマどころか人の足跡しか無かったからだ。(二本松ゥ?)後ろから驚きの声が聞こえる。いやいやそんな事より、単独初ラッセルだと!
 マジか?と思いつつ何処かでターンの選択肢が浮かび上がる。
 この先に昭和村に降りて行く三叉路があった筈だ。雪の深度を見ながら進んで行こう。
 残雪といっても正味2日くらいか?
高い標高による低い気温の保持と降った雪がスキー場も羨むパウダースノーの為ここはGEKOTA の独壇場だ、一気に積もった15センチ程度の深さではタイヤが路盤に食い付いて入る。
 方向性さえ失わなければ、実に快適なスノーライドだ。
 緩やかな日陰のコーナーでは、まるで水たまりの飛沫の様に雪が半円を描いて飛ばされてゆく、とても綺麗だ。
 そんなうちに例の三叉路に到達した。昭和村からのぼって来た人の足跡は幾つかあるがな。ここが地図にある
「転石峠」である。
「終点方面に向かってるのは…」
ざっと、ウサギ、鹿、鳥の足跡くらいか?これクマの足跡か?。



大窪林道ゲート前。
あれまあ、ゲート壊れちゃってるよ。


「いいな、コレ……」この風景。

 車両どころか人すら通っていねぇぜ、どうする俺? 雪兎の足跡に沿って前進を始める。

 終点へ。 13

 終点となる昭和村の町境でもある旧国道400号線大窪峠の三叉路、つまり起点はざっくりここから約6km位か?
 取り敢えず行ける所まで行って駄目ならU ターンの同じスタンスで進む。
 問題は吹き溜まりなどで車軸以上


「いいね!GEKOTA!」
積雪10Bくらいは全然イケる。

の深度になってカメの子でハマる事
態だ。コレは本当に紙一重で、本当に積雪で判らない本物の地形を読みながら、少しでも接地を念頭にある程度のイキオイを掛けるしかないしそのどちらかが、或いは双方がハズれれば、即脱出不能のカメになる事だろう。無論GEKOTAの排土性能がモノを言う展開でもある。
 勿論ここ一番の掛け声は
「カメっ!!」である。
 
地図を見れば一目瞭然なのだが、
この三叉路から終点手前の大規模ヘアピン区間まで等高線は殆ど標高が変わらず、
個人的のこの区間を「大窪高原」と俺は呼んでいる。
 
秋なら紅葉の銀座と言える華やかさを見るが、流石にこの積雪を被って紅葉も今一つだし、路面状況を読むのでこちらの意識は手一杯である。



「三叉路に出る」写真右は昭和村に出る接続林道


 案の定北向きの緩やかで長い東に向かう下りで雪の深さにフロントが追い付かないでゆるりと転倒する。倒れるのはあっさりでも足元が滑ってバイクを起こすのは重労働もいいトコだ。一度転倒するとステップや足裏に付いた新雪が踏み固められ突然足元が滑り易くなる。コレが中々取れずに最後まで四苦八苦するのだ。
 既に深度はKLX125の車軸を越える25センチほど、新雪でなければとっくにカメの子して直立したバイ
クの記念撮影をしてきた道を戻る所である。
 「イヤイヤ、
これ戻れないじゃね?
 小さな切り通しや細かに上りはあっても全体的には緩やかに下っているのだ。

「熊と鹿と兔」
の足跡しかない件について。
何か雪、深くなってね?
 仮に戻ろうとして、今通った轍が
在っても登れるだろうか?そう今乗り切れてるのは僅かでも下り坂だからではないか?
「これは意地でも下るしか無いのでは?」
 今は下りの北側とかヘアピンとか、吹き溜まり易い行程ながら、全体として見れば下るに沿って積雪は浅くなる筈だ。

ここは一縷の望みを賭けて下るしか無いのでは?
気分はもう八甲田山、遭難ですよ。
 慎重にして大胆に開けつつ、KLXは怒涛のラッセルを続けてゆく。
雪道では直進に走らせるのが実に難しい。
 しかし新雪の深雪、車が雪を踏み締めた形跡も皆無なので新雪の下はアイスバーン無しの完全ダート路面だ。何処かで詰まってUターンも辞さないと思いつつ、快適なスノーライドが続く。



「ここで速度超過による転倒」
大体4〜50Km/hからレバーに指を掛ける刹那に転倒を喫する。
積雪、20B越えてね?


 地図上の等高線が全く変わらない駒止高原の僅かな高低差を、普通なら快適に駆け抜けるご機嫌なルートなのだが流石に今日はそうはいかない。紅葉の頃は見応えのある高原地帯も、冬は寒々とした雪原で、まあそれは綺麗なんだけど単調だな。
 もうそろそろ国道400号を見渡せる崖ヘアピンに出る筈なんだが?今の所奇跡的に転倒1でラッセルし
続けている。そう思いつつまた一つ小さな切り通しのコーナーを何とか抜けると
期待した通りの眺望が現れた。
「キタぜぇ」
 国道400号線大窪林道起点、舟鼻峠だ。
 
標高1200mから起点である旧国道三叉路、標高1000mまでの絶壁にワンスパン600mはある一振りの巨大ヘアピンで下って行くこの林道のハイライトである。ここから起点まで

「来た」


「おおおお」

2Kmそこそこといった所だろう。
30年近くこのルートを走っているが、こんな新雪ラッセルでのダウンヒルは勿論初めての経験である。
 そしてここには
これまでに無い大自然の罠が待ち構えていたのだ。

 突破と再突入を経て。 14

 明らかに昨日の積雪以降に車が入った形跡のないフラットな積雪だ。
 車の轍に積もった部分もある、と思う。進行方向から言えば車線は左側通行だがそれは崖側だ。先ほど、写真を撮りつつ崖側に近づくが何処までが路盤で何処からが雪庇か?まるで分からない。枯れ葉に積もった雪がさらに恐怖を煽る。もし路盤欠損があっても枯れ葉でフラットだったらこれはもう立派な雪庇の落とし穴だ。
 崖側もヤバいが法面側も危険だな?明らかに落石に雪が積もってるぞ。積雪30センチはあろうこの峠、拳大の石の乗ったら即転倒に違いない。もし谷側にでも転倒したら落下無しでも心臓発作で逝きそうだ。絶対に起点から登ってくる奴なんて居ないだろうから、ここは林道の中央を走るしかない。

 
幸いこの午後3時を過ぎても、道路の殆どが切り立った巨大な崖の影となって良質なパウダースノーを保全してくれている。ホントに30年に一回ぐらいの奇跡なんでは?KLXのギアをセカンドに入れ自分の足で勢いを付けて走り出した。うん、フツーに前進できる。



「キタァー」ホントに来ちゃったダよ。


 林道は少しずつだが確実に下り坂が強くなっている。
 積雪の深度は変わらないのは西からの雪雲が峠を抜け、ここに雪を降らせるからだろうか?降り始めたKLX125はメーター読み30km/hは出る、流石にフラつくな(笑。
確実に平地より速度が出てるな、と思った瞬間!KLX125は高波でも受けたようにもんどり打って車体が半回転した!
「うわっとぉお!」出した右足が見事なまでに崖側の落石を踏みつけバランスを崩し、無用のアクセルオンを捻り出す。
「!」声にならない叫びが!しかし何故か車体が起きて転倒を免れる。
一体
「何が起きた」んだ?
 何故かスタンドも立てられ。闘気の様に湯気を纏う自立したKLX125から離れてその場所を見に行くと、成程の理由が解った。
 それは
道路真ん中に刻まれた洗掘で、KLXは横向きに滑ったのではなくここに落ちた、そして洗掘の幅が狭かった為に直ぐにグリップを取り戻し脱出出来たわけだ。



「この深さで下りかよ」なんだこの轍は?。

 洗掘の深さは50センチぐらいか?この雪道で前後同時にハマったら苦闘の脱出劇が始まった事だろう。
 いやいやまだ降り始めて200mぐらいだぞ!まだ起点まで1.8Kmぐらいあるんだ。この新雪の下にどれ程の地雷があるのか?想像するだに恐ろしい。今だってハマるまで見た目全く分からなかったのだから、もはや六発の弾倉に3〜4発入ってるロシアンルーレットみたいなもんだよコレ。
 しかしここまで来た以上、撤退戦はナシだ。登る事はもう出来ないだろう。

「さて、正念場」
再びKLXに跨ると、意を決して前進を再開した。いや期待半分とヤケというべきか?傾斜が急になった事もあって前輪は豪快に新雪を蹴散らして行く。スノーモビルの様な安定感は皆無だが、それなりに速い。青空の元白い雪道を駆け下るのはなかなかにサマになってるんじゃないか。




「久々に装着」何年振りかな?スノーホイル。

 
 いつ転倒するかヒヤヒヤの進路の先に、巨大な切り通しで作られたヘアピンコーナが迫って来た。積雪した道床の形が変だ!ここでフロントづレーキなんざ掛けようモノならバイクはもんどり打って転倒間違いなしだ。
 リアブレーキで「滑る」地についてない?切り通しは深いのか?一瞬の滑落?の後に接地したリアタイヤが速度を落とす。
どうやら先ほどと同じ洗掘地雷だがその幅が広いので無理に避けないでそのまま前進する、というか切り通しの両側は落石とも落雪とも分からない積み増しで、逃げ場が無いだけなのだが(笑
 割と地雷源も浅く通過する。
進行方向が東から西へ反転し、同じペースで降り始める。洗掘地雷は無さそうで、飛ばす。
 親切と一緒に砂利も飛ばされて行く、気がつくとフロントに接地感が、リアに明らかに駆動力が戻って来ている。
 路面も僅かにダブルトラックの面影が見える、積雪の最深区間を突破したのだ。
「イケる」

  これは「ほぼアメリカン?」


「前後ミラードホイール仕様!?」
 間も無く次のコーナーが迫る。
ここは普通に見通しが効くヘアピンだが地雷らしい凹凸も無い。当然崖崩れなども路肩になくクリアだ。大ヘアピンを抜けると、その先に小さなシケインみたいなワンスパンのコーナーがあり、その先は200m程の直線で起点の三叉路となる筈だ。既に積雪は15センチ程で前後のタイヤは完全に接地している。足を出して豪快にターンイン・・と思った瞬間フロントがダイブする!
 30センチ程斜め横に滑って直ぐに接地感を取り戻し事なきを得る。足を出していてホッとした。その答えは目の前に提示されていた。
 
下から恐らく四駆が上がってきてここでスタック、脱出展開の後戻って行ったのだ。
 KLXは踏み跡のアイスバーンに持ってかれたのだ。





Pohto2018
「出口付近は積雪が無い」因に国道廃道後はこっちが林道起点。


「結局玉川林道で戻る」だって最短距離なんだもん。


 因みにここらだけ積雪が20センチぐらいに深い。更なる深さを予見して撤退したのだろう。車幅を見る限り普通車幅、恐らくランクルあたりだろうか?単独なら懸命な判断だと思う。そのまま進むと、さらに数台がうUターンした跡が残っていたがこちらは軽トラかオールシーズンタイヤの軽ジムニーだろうな。
 これは昨日今日の新雪の上に刻まれている感じに見受けられたが、まあ走り出した横目に見た印象なのではあるが、封鎖されてる筈の旧道に入って来れると言うことは営林関係者か部落の山林管理者だろう。車の轍は凍って滑りやすいのでワザと新設の道のまん中を下って行く。
 程なく起点の三叉路が眼下に見えて来た。
初冬の大窪林道「完抜」である。初めて来た頃のゲートは既になく国道も旧道化して峠部分のルートは封鎖されているがちゃんと除雪されていた。
 そしてその一部始終を材木満載のトラックのドライバーに目撃されていて、声を掛けられるまで全く眼中になかった。
「あんた山超えて来たんか?」
「え、はい」すげぇなぁ、帰り気を付けてなぁと言いながらドライバーのおっさんはトラックに乗る
と、そのままトラックを発車させて去っていった。下る方向からして下郷側のゲートは空いている様だな?
 振り返ると愛機KLXは「幻のスノーホイール」装着してたので思わず写真を撮った。ここまで雪ダルマになるのは久しぶりであった。それにしても単独でよく突破できたな、偉いぞ僕らのKLX125!

 帰還。 15

 喜びのスノーホイール撮影会を終えて先の三叉路から昭和村方面に左折する。
 ゲートはいつもの通り閉鎖だった

冷湖の冷水で一服。
雪解水のせいか?不純物が多かったので、
今回は控える。



冷水を過ぎて、再び雪だ。
ここから先、断続的に雪の玉川林道。
が左右は難なく通過できた。
 もう20年以上、まるで車は道を壊すからダメだけどバイクはいいよと言ってくれてるみたいだ。まあ個人的な希望感想なんだが(笑国道400号線舟鼻バイパスに到達する。ここまででスノーホイールに半分が溶け砕け落ちていた。
 やっと合流点で乾燥路面になって、ゲートの出口で一休みする。
すっかり緩くなったコーヒーも味わい深い。一服するとデポ地まで戻る。昭和村から大窪林道に戻る選択肢もあったが、時計は既に夕方4時を指そうという所だ。ここは舗装路を急ごうと言いつつ、昭和村でR401にスイッチ、新鳥居峠に向かって行く。
 そして舗装路を行こうと言っておきながら、玉川林道にショートカットして走る(笑。結局ダート越えてチートし、旧駒止峠から下りて無事デポ地に帰還した。



「貯木土場折り返し」さらに雪は消え泥ダートに戻る。


  バイクを積み込み撤退すいるのは、時計が5時を回った事だ。ここで前回回れなかった古町温泉に行く事する。デポ場所の旧道から山口の三叉路まで7分、国道289から国道401号に左折、20分程南下して古町温泉に到着した。
 既に日は暮れつつあり薄暗くなりつつある駐車場に駐車した。
 残念ながらコロナ禍以降屋内の食堂が休業したりと、今日もこの時間で営業を終了した様でやっと一般解放したのに今日も食事は摂れないようだ。切符を買って風呂に入るというイメージで館内の通路を真っ直ぐ進むと冬は閉める扉が開け放たれ、露天風呂に続く長い渡り廊下が見える。最奥の脱衣所で服を脱ぎ、掛け湯して湯船に沈む。
「よし、完璧な温泉林道ツーリングの完成だ」
 明治道は残念だったが、いやいや大窪林道スノーライド単独突破は幸運だった。ぬるい方の湯船に浸かりながら満足感に浸るMRであった。


Pohto2004
露天が遠い。内風呂から別棟にある。

Pohto2004
鉄泉は空気で色が変わる。


Pohto2004
「この赤い湯舟が効きそう」
やっぱり露天ですよ。殆ど変わってません。





 
次回予告。

「駒止峠から林道へ」
 この時期の大窪林道は久し振りだ。ところが峠には、あの白い悪魔がいるのだった。



あれ?いつの間に三部昨に。
           
つづく